CV:森功至(PCエンジン版)/菅沼久義(Xbox360版)
概要
邪神斎の息子で水王丸の兄。赤い髪に仮面のような白い顔を持つ妖術使い。
ゲームでは大門教十三人衆の一人で武蔵国に登場するボス。「泥黒鬼」「暗鉄鬼」「銀老鬼」「金剛鬼」という四天王を配下に持つ。変身後は「ベリエル」。
PCE版においては江戸四城に渡り自来也と戦いを繰り広げた。小説版やリメイク版にも登場し、強敵として幾度となく自来也一行の前に立ちはだかる。
小説版では弟水王丸と同じく出番が多く、自来也の厄介な敵としてたびたび対峙する。父邪神斎の野望を支えるが、全てにおいて邪神斎に賛同しているわけではなく、ときに邪神斎に苦言を呈して怒りを買ったりしていた。
冷酷かつ冷静な策謀家で、自来也達の三すくみの関係や弱点を知ってそれを利用したり、血気にはやる水王丸をたしなめたりする場面もあった。
魔法陣を用いた魔術を使ったり、相手を洗脳して操ったり、コウモリのような羽を持ち空を飛ぶこともできるなど、強い魔力の持ち主で、綱手を殺したこともあったその時時綱手は一度は死んだものの、反魂香の力で生き返った)。
また玉藻の前との濡れ場があったり、捕らえたオロチ丸を監禁したあげく洗脳して操ったり、糸姫を姫抱きして水王丸から「兄者は好き者」と言われていて、性的な見せ場も多かった。
母は「スキュブス」という名の魔物であることが小説版や『髑髏譚』で明かされている(邪神斎に意見をする幻王丸に対して「たかがスキュブスの孕んだ子のくせに生意気な…」と邪神斎が不愉快そうに呟いていた)。
作中でも、幻王丸は性行為に浸っていたり、舌を相手の口に潜り込ませる性行為に似た行為で間者やオロチ丸を操っていたことから、それらの行動は淫魔の母親の影響(遺伝)かと思われる。
髑髏譚では
『天外魔境I・II架話 髑髏譚 -SKULL TALE-』にも登場。ゲーム本編と設定が少し違っていて、小説版の設定を元に描かれている。
戦いの後、生き延びた幻王丸は、雪姫(後の吹雪御前)やネの一族の菊五郎や地獄釜の肉助と結託して、ヨミ復活のために暗躍する。