弓剣とは、TYPE-MOON作品のFateシリーズにおけるカップリングの一つで、アーチャー(弓兵)とセイバー(剣士)のカップリングである。
聖杯戦争ごとに弓兵と剣士の器で喚ばれる英霊が異なるため、同一表記でも違うカップリングを示している可能性がある。
概要
弓剣という表記は主にFate/stay nightやFate/hollow ataraxiaで描かれた第五次聖杯戦争におけるアーチャーとセイバーを指している。
遠坂凛が召喚したサーヴァントであるアーチャーと、衛宮士郎が召喚したサーヴァントであるセイバーのカップリング。
男女カップリングであるのでさほど大きな差はないが、セイバーが積極的な場合には弓剣弓や剣弓と表記されることも。
1.第五次聖杯戦争におけるアーチャーとセイバー
否。その記憶は、こうした今も忘れ得ない。
昔、ある出会いがあった。
おそらくは一秒すらなかった光景。
されど。
その姿ならば、たとえ地獄に落ちようとも、鮮明に思い返す事ができるだろう。
月の光に濡れた髪。
……あの光景は、目を閉じれば今でも遠く胸に残る。
本編での絡みは殆どないが、アーチャーの真名を知ると……。
真名を知った上で本編を確認し直すと、アーチャーのセイバーへの態度に、彼の生前を匂わせているものが多く存在する。
他、Fate/hollowataraxiaの戦闘では、プロローグの真相 (最初の独白(上述)は実は衛宮士郎ではなくアーチャーによるもの)に触れる。(真相そのものについては竹箒日記でも明言しているが)
ufotable版TVアニメFate/stay nightUnlimited Blade WorksのBDboxⅡ特典冊子にて
アーチャーの生前が、あるルートのグッドエンドのようなものと取れるコメントが掲載された。
ただし、あくまでも奈須きのこ先生のコメントに対して、武内社長が出した例えに奈須氏が頷いただけなので、そのまま受け取るかどうかは個人の解釈により分かれる。
またufotable版劇場版アニメHFの特典冊子では「セイバーとどのように出会い、関わったかは、stay nightのそれとは大きく違うもの」と述べられている。(ただし上述のようにプロローグのセイバーとの出会いのシーンはアーチャーのものであり、その事はこの特典冊子の同じ解答中で触れられているため出会い自体はそう違うものではないと思われる)
Fate/GrandOrderでは、同じstay night出身であることもあってか関わることが多い。
序章(アプリ本編版)では、ラスボスセイバーオルタの配下として中ボスシャドウ・アーチャーが登場。
ドラマCD版ではアーチャー戦がカットされているが、漫画版でも同じようにセイバーオルタの配下となったアーチャーが主人公たちの敵として登場する。(性格や戦闘場所などの違いはある)
奇しくも、歪んだ第五次聖杯戦争にて、かつてとは逆の関係となった点が特徴。
キャスターは、大空洞にて門番をしていたシャドウ・アーチャーのことを「(セイバーの)信奉者」とまで発言している。
もっとも、セイバーは何者かを警戒して案山子に徹していたらしいので、会話をしていたかは不明。
……なのだが、サンタオルタの発言からすると、アーチャーはセイバーオルタに彼女好みではない食事を振る舞っていたようだ。
その他、イベントで何度かセイバーのバックアップや、食事担当として、頻繁に登場したり存在を匂わせたりしている。
特殊ボイスはセイバーからアーチャーのみ存在し、まさかの赤面が見られる。
が、各イベントで積極的に世話を焼いているはずのアーチャー側からのコメントはない。
2.第四次聖杯戦争におけるアーチャーとセイバー
Fate/Zeroにおける第四次聖杯戦争でのアーチャーとセイバーもクラス上弓剣ではあるのだが、こちらは専ら金剣と表記される。 むしろこちらを弓剣と表記すると五次の弓剣と住み分けができなくなってしまうため注意が必要。
遠坂時臣が召喚したサーヴァントであるアーチャーと、衛宮切嗣が召喚したサーヴァントであるセイバーのカップリング。
こちらもセイバーが積極的な場合には剣金などと表記されることがある。
派生作品でもギルガメッシュがセイバーにアタックをかける、好みのタイプとしてあげている特徴がセイバーそのまま言うといったことが多々ある。
セイバー顔の別人に対してもアタックする派生作品はあるが、どちらかというと判別して別人には反応しないことも多いため、扱いはライターによって分かれている。
詳細は金剣参照。
3.その他の聖杯戦争におけるアーチャーとセイバー
今のところほとんど作品がないようなので割愛する。