刑罰としての引き回し
重犯罪を犯した者に対し、市民への見せしめも兼ねて街中を拘束状態で歩かせるなどして晒し者にする刑罰のこと。
基本的に、主となる刑罰に付随する付加刑であり、単独で行われることはない。
日本では江戸時代くらいまで存在した。(「市中引き回し」と呼ばれ、徒歩ではなく馬や車に乗せて行った。)
また、正当な処罰ではない私刑だが、
犯罪者などを捕獲して馬などで引きずり回すことも「引き回し」と呼ばれることがある。
pixivなどでは
創作において「引き回し」は、刑罰というより純粋な辱めとして行われていることが多く、その対象も犯罪者ではなく捕虜などとなっている。
また、羞恥を煽る目的からか、格好も恥ずかしいものにされていることが多い。(刑罰としてのものの場合はむしろ、犯罪者への同情を煽らないようにまともな格好をさせることすらあった。)