概要
「それ自体が独立した構造体としての機能を持つインナーフレームに装甲を施した機動兵器」の総称。アサルトフレームとも。その特徴的な機体構造故に、名称に「骨格(フレーム)」が含まれている。
また、その機体構造から汎用性・拡張性の高さに定評があり、運用目的を限定した特化型の機体も存在する。
機体サイズは統一されていないが、小型のもので14m、大型のもので35mの機体が確認されており、兵器としては比較的幅のあるカテゴリーであると言える。
機体カテゴリを特徴付けるインナーフレーム構想の基礎概念は「5.25異星人接触」以前より確立されており、ジャンクジャックを始めとした試作機が開発され、異星人とのファーストコンタクトである「5.25」にて、それらのノウハウを受け継いだ実戦向け量産機であるタルボシュがロールアウト。「5.25」後もバーレ
やブラックハウンドなど様々な機体が開発されている。
国際同盟、民事連合が主に運用する兵器であるが、革命師団も彼らのスポンサーである軍需産業が利益拡大を狙って開発・提供したクドラクやその派生機などを運用し、戦果を上げている。
(なお、生体兵器を主戦力とするためか銀河帝国が用いる機体は大戦中に確認されていない)。
主なメーカーと開発機
バーテックス・インダストリアル(VI社)
ヴォールク | VIシルトガルド支社によって少数生産されたハイエンドモデル。縮退炉を搭載し、戦艦クラスの武装を運用可能。 |
ヴォールク改 | 有脚戦闘機開発のノウハウを導入したヴォールクの改修型。両肩に拡散RDキャノンを装備。 |
ブラストドッグ1号機 (2号機) | VI社がヴォールクをベースに開発した次世代機。反物質スフィトリウムを使用したスフィトリウムチャージャーによって高い機体性能を誇る。 |
フルブラストドッグ | ブラストドッグの総合性能向上仕様。高出力のRDオーバードキャノンを装備するが、出力が不安定。 |
ブレイズハウンドⅡ型 | ブラストドッグの量産移行型。スフィトリウムの絶対数の少なさから、スフィトリウムチャージャーは母艦か基地に設置してそこからエネルギーをプールする方式が採用されている |
キメラヘイム | 戦後に開発されたVIエルトリオン支社製の可変機。強襲機動骨格と有脚戦闘機の特徴を併せ持つ。 |
アライアンス・コーポレーション
クドラク | 革命師団などのテロ組織・反政府組織に提供・販売されているモデル。ゲリラ戦を想定している。 |
クドラク上級士官仕様 | 操作性を犠牲にクドラクの総合性能を向上させたモデル。 |
クドラク後期生産型 | クドラクの後期生産型。大戦中の技術革新によって基本性能が25%向上している。 |
カスチェイ | クドラクの後継機、もしくは上位機種として開発されていたモデル。戦後に国際同盟に接収された。 |
ヴコドラク | クドラクをベースにした強化人間専用試験機。シュトゥルム・スラスターによる単独飛行が可能。 |
マース・コンテナー
バーレ | マース社が開発した機体。生産性や信頼性では他の機体に一歩及ばないが、フレームと装甲の間に適度な空間を持ち、堅牢さは優秀。 |
バーレ・アタッカー | バーレの近接格闘戦プラン。装甲面積を減らし、俊敏性が向上している。 |
バーレ・トライヤルキャノン | 中距離支援型に開発された試作機。光学兵器メインのⅠ型、実弾メインのⅡ型の2プランが存在する。 |
バーレ・キャノン | バーレ・トライヤルキャノンⅠ型をベースに正式採用された中距離支援機。 |
スキットル | 大型機だったバーレに対して装甲のストレスメンバー化などにより小型・軽量化したモデル。 |
キリシマ・エレクトロニクス
V・シュヴァリエ | キリシマ社が打ち出すVシリーズに分類される。大気圏外における白兵戦に特化した機体。 |
V・アーサー | Vシリーズに分類される対・要塞攻略用に開発されたワンオフモデル。 |
ヴェルクト・アームズ(VA社)
ノースロット・グラマトン
その他
国際同盟・民事連合・惑星ガイア平和維持軍
ジャンクジャック | 強襲機動骨格開発の基礎となった機体のうちの一機種。 |
タルボシュ | 国際同盟の軍工廠によって開発されたモデル。様々な企業によるライセンス生産が成され、多数のバリエーションが存在する。 |
タルボシュ Type-S | タルボシュにAAT「ハイエンドセンサー」を搭載した狙撃仕様。 |
タルボシュ・キャノン | タルボシュの中距離支援仕様。ビームキャノンと追加装甲を装備する。 |
タルボシュ Type-P | タルボシュの白兵戦強化仕様。安価で容易に実行出来る近代化改修プランのひとつ。 |
陸戦型タルボシュ | 重力下での運用に限定したモデル。追加装甲やラジエータの増設が行われている。 |
タルボシュ偵察型試作機カスタム | 情報士官のパイロット適正を調べる為に試作された機体を不知火 幸少尉専用機としたモデル。 |
ブラックハウンド | 「特務空挺作戦群」にて運用される大気圏内専用機。専用の亜音速輸送機、同型機との連携を想定している。 |
嫌な強襲機動骨格 | 軍のトライアルにおいて外見を理由に落選した機体。それを小鳥遊マリヱが拾い独自戦力とした。 |
Delta-アムウィス | 手足などにタルボシュのパーツを流用した試作機。装備されたビームキャノンやブースターの性能に難のある欠陥機。 |
タルボシュ(オニオン試験部隊仕様) | オニオン試験部隊に配備されているタルボシュ。赤い機体色と全天周モニター採用コックピットが特徴。 |
タルボシュ[ダンピール] | タルボシュに試作型AATを搭載した機体。機体の高機動化に成功したが、操作性に難がある。 |
タルボシュ[ダンピールⅡ] | [ダンピール]の改修機。マルチウェポンラックアームを装備するが、性能向上は頭打ち寸前である。 |
TB-X ライカンスロープ | オニオン試験部隊トルメリア開発陣が開発した機体。胸部にタルボシュのパーツが流用されている。 |
TB-X ライカンスロープ(完成型) | ライカンスロープの完成型。武装にVI社から提供された技術が流用されている。 |
エイブラハム | オニオン試験部隊によって開発された戦域掌握機。スフィトリウムチャージャーによる高出力に加え、試験部隊で培われたノウハウが投入されている。 |
タルボシュⅡ[ダンピールS] | タルボシュⅡにダンピールの強化パーツを装備し、どれだけ性能が向上するかを確認するためのテスト機。 |
タルボシュⅢ | タルボシュⅡの改修機。クドラクのハードポイントシステムを参考に拡張性が高められている。 |
革命師団
サム専用クドラク上級士官仕様 | サム・ロドリゲス専用にカスタマイズされた機体。本来は宇宙での運用を想定していた。 |
クドラク ハマー機 | ハマーG専用に調整された機体。頭部と推進系に手が加えられているが、それ以外は一般機と同様。 |
クドラク重装型 | クドラクの重装タイプ。主にバルカス中佐旗下の親衛隊に配備されている。 |
クドラク・ヴァディスノ | ベース機自体を基本フレームとした総合強化機体。バリエーションとして更に強化したヴァディスノSPⅡがある。 |
クドラク[マスカレイド・ガーディアン] | 戦後に戦争被害者に考慮し、マスクを装備して警備機体として運用されたモデル。 |
シャルフリヒター | シュヴァーネ・ズィルバー専用機。クドラクをベースとしているが、フィッシャーマンDの開発した単分子剣が予想より大型化した為、手足を大型化して対応している。 |
ヴォジャノイ | クドラクをベースに開発した強襲型水陸両用機。ハイドロジェットにより高い突破能力を誇る。 |
偵察型クドラク | クドラクの偵察仕様。特殊な機材を搭載している為、生産数は少ない。 |
銀河帝国
ブラストドッグEL | 戦後VI社からエリュシオン聖導艦隊が購入した機体。コックピット周りの仕様が改められている以外は基本的にベース機のまま。 |
関連項目
ピクロボ PRWG
【国際同盟】 【民事連合】 【革命師団】
有脚戦闘機 VI社 VA社