後家 とは 未亡人のうち、実家に帰らずその家にとどまっている妻の事 である。
概要
主に家制度の元で発達した言葉で、本来は家長の没後も婚家にとどまり次期家長たる若年の嫡男の後見人となった妻の事を差していた。
単に未亡人と言う場合は夫の没後実家に帰った者も差すが、後家の場合はその家と深いつながりを持ち続けている必要があると言える。
また、一部の地方では後妻もしくは継母の意味で使用しているところもある。
転じて2つで1組になっている道具などの、片方がなくなって残っている方を喩えて言う。
いかず後家
未婚ながらも故人と深い絆を有するためそれを忘れる事が出来ず、引きずり続ける女性を揶揄して言った言葉が発端である。相手の没後もその家族と深い関わりを持ち続けることで、いかにも結婚したかのような親密さを感じさせる事が由来だが、元々やっかみの要素を持っている為下手に使うとシャレにならない事態を引き起こす事もある。
別名・表記ゆれ