概要
18歳の高校生。ゲームが始まる少し前に幼馴染であり、恋人の桜姫優希を交通事故で亡くし、無気力に近い状態になっていた。そのため、自分のことを軽視する傾向があり、また、そのせいで頭の回転も弱くなっている。
ただし、それは開始直後の話であり、咲実や優希、渚といった守らなくてはいけない人物と出会った結果、判断は的確になり、頭の回転も増し、危険に立ち向かう勇敢さによるカリスマ性を開花させたりと、徐々に真価を発揮していく。
また、彼の自己犠牲の精神は全て自分の為であり、恋人・桜姫優希を亡くしたことで芽生えた自らの『自殺願望』を『誰かを守ること』で成し遂げようとしているのに過ぎない。
つまり本質的に言えば味方になったプレイヤーを必死で守るのは『恋人に会う為の義理』とも言え、言ってしまえば『心残りの無い様に』という観念とも言える。
無論意識してそう振る舞っているわけではないが、無意識的には死を求めると言って良い。
この事は各ルートのヒロインに見抜かれ、特に咲実に関しては同人版の自身のルートと商業版の最終ルートで総一が抱える心の闇を『自分達を自殺の道具としているだけに過ぎない、桜木優希の嫌う卑怯者である』と断罪している。
人を先導する才能、人を見抜く才能もあり、渚を身請けするために、ゲームの参加者からカンパを引き出すなど、スミス(ゲームの監視者にして、先導役)からはこっち側に来ない、と勧誘されている。