御所車

ごしょぐるま

牛車の俗称、および、それに由来する図案など。

曖昧さ回避

1. 牛車が御所周辺で見られる乗り物であった事に由来する俗称。
2. 1.の、主に車輪部分を抜き出したデザインの総称。
3. 四十八手（48手）の一種。

2.の概要

タイヤやスポークを木組みした様子を幾何学模様のように表現するものが特に人気で、牛車が廃れた後も家紋などのモチーフとして広く使われ続けた。

そのような和菓子が今の京都市で製造されていたりもする。

牛車全体が図案化される事も無いわけではないが、元が古代の最高級車であった事から、晴れ着など相応の品物に限定されがちである。

京都市バスが座席に用いて、市民の足の象徴のようにしていた時期もあったが、財政難によるコストカットで取り止めになるという、なんとも皮肉な結果に終わっている。

3.の概要

以下、解説に性的な表現が含まれます。

性交における体位の一つで、騎乗位の状態から挿入したまま回転するとされる。

これも1.に由来するはずなのだが、回転方向が違えば気品の欠片も無い、屈指のネタ体位に仕上がっている。暇と性欲を持て余した江戸人の遊びだったのだろう。

（※画像はイメージです。）