概要
『ダブルスポイラー ~ 東方文花帖』の古明地さとりのスペルカード。LEVEL9-Scene7にて登場。
想起スペルのひとつで、『東方文花帖』にて蓬莱山輝夜が使用したスペルカード新難題「金閣寺の一枚天井」をさとりの能力で再現したもの。
内容
うろ覚えだけあって、最初から最終段階、つまりバラ撒き弾が緑・水色・青・紫の全てが混ざった状態のものをいきなり撃って来るが、撮影枚数はオリジナルの半分以下の3枚。
しかし、取る枚数が減ったし簡単だろうと高を括った多くのプレイヤーがこの最初からクライマックスな難易度に悶絶した。
まず、丸弾が米粒弾になり少し見た目の密度が下がったように見える。また、天井状の黄色丸弾は横方向の密度が多少低くなり間を抜ける事がやや容易になった。
しかし天井は画面中央をコンスタントに埋めており、更に元スペルでは1枚撮るだけでよかったクライマックスな密度の弾幕を3枚も撮らなくてはいけないという嫌がらせ。
しかもこのレベルにおける被写体である古明地姉妹はダブルスポイラーの中でも屈指の高難易度スペカを揃えており、「うろおぼえの金閣寺」以外のさとりやこいしのスペル(さとり通常や『記憶「DNAの瑕」』、『「胎児の夢」』など)の前に苦戦するプレイヤーが続出。いつしか、そのLVのテーマ曲となっていた「無間の鐘 ~ Infinite Nightmare」がトラウマ曲と化していった。
フハハハ、精々頑張るんだな!(無間の鐘の神主コメントより)
余談
2010年3月、東方文花帖の続編であるダブルスポイラーが発表された。
キャラ一新との事で、風神録以降の本編登場キャラが出る事が判明。
それにより、地霊殿で主人公達が過去に受けたトラウマを能力により再現する「想起」スペルを使ってきたさとりが、この金閣寺を想起させてくるのではと想像する人は少なくは無かった。
- ダブルスポイラー発売前の想像図
そして頒布当日、大方の予想通りさとりは金閣寺を想起してきた。
名称は想起「うろおぼえの金閣寺」。うろおぼえとはいえ、横一直線の丸弾の壁にバラ撒き弾を重ねてくる弾幕構成は正に金閣寺であった。
頒布前では前作の鬼畜スペルを多数想起する、又はさとりのスペルカードは全て想起なのでは・・・などとも言われていたが、想起したのはこのひとつだけである。この復活劇に狂喜する人、落ち込む人、トラウマを抉られる人、反応は様々であった。