概要
閃かない探偵、花咲太郎とトウキという少女の物語。行く先々で事件に巻き込まれる探偵小説。※推理小説ではない
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』第八巻の群像劇には花咲太郎とトウキが登場する。
登場人物
花咲太郎(はなさき たろう)
閃かない探偵。第一巻時点で二十三歳。
脳労働というよりかは肉体労働派。武器としてジュラルミンケースを万事所持しており、ケースで攻撃対象を殴打することが主である。
また重度のロリコンであり、その為、トウキと一緒に暮らしている。『女性は十五歳までに成長期を終え、それ以降は衰退期』という極論とも言える持論を持っている。トウキとも彼女が十五歳になるまでは愛を、それ以降は友情を育みたいといった旨の独白がある。
また花咲太郎という名前は襲名制であり、本作の花咲太郎は三代目。本名は別に持っているが書かれていない。
隠していても探偵とバレやすい。緑色の帽子を被っており、トウキには「ルイージ」と呼ばれている。
トウキ
桃の姫と書いてトウキと読む。花咲太郎が彼女を姫として扱っているためそう呼んでいるらしい。本名は上真桑桃子。第一巻時点で十三歳。
罵倒が冴える美少女で、頭に王冠を模した飾りをつけている。また「ロリコンは犯罪」と口にするものの、花咲太郎と一緒に行動している当り、そこまで花咲太郎を嫌悪していないと考えられる。
また彼女は行く先々で事件に遭遇したり、なんとなくで事件の犯人がわかってしまったり、というような特性の持ち主。花咲太郎が閃かない探偵であるにもかかわらず事件に巻き込まれやすいのは主に彼女の特性のせいである。
エリオット
水色に近い瞳と髪を持ち髪から粒子が零れ出すほどの美貌を備えた男。一応一巻で三十歳を越えていると書かれているが、外見はもっと若々しい印象が持てるらしい。
また作者の別作品である『電波女と青春男』にも二巻などで名前だけ登場し、六巻では本人が登場した。藤和エリオの父親に当たる。
肉体労働には向かないらしい容姿らしい。第一巻『残酷ペット事件』から登場。
木曽川(きそがわ)
自称二十三歳の殺し屋。第一巻の『花咲太郎は閃かない』から登場しており、その後も度々登場する。
トウキには「おじさん」呼ばわりされており、本人は不満らしい。ムーミンのスナフキンのような帽子をいつもかぶっている。
飛騨牛(ひだぎゅう)
花咲太郎たちが影で飛騨牛と呼んでいる、事務所の所長。司法書士としての資格を持っている。事務所では彼しか司法書士の相談に対応できないらしい。