摩周達彦
ましゅうたつひこ
CV:安井邦彦(※OVA版のもの)
慶應義塾大学の経済学部生。四葉美咲子に想いを寄せている。
裕福な家の出で、父親に対しては従順な息子として振る舞い、余人の前では傲慢な顔を見せるなど、歪んだ性格の持ち主。
高級車を乗り回すボンボン風でプレイボーイ風のイケメン。髪型は原作はロングでOVA版ではセミロング。
名前の由来は「四季の周り」だと思われる。
同じ慶應大生の絶世の美女・四葉美咲子に近付く因幡冬馬を邪魔だと思っていて、高学歴というブランドに目が眩んだ夏樹香美を便利屋として利用する。
主人公の冬馬と同様に性格は酷いが、読者の思い通りに動かない主人公の冬馬をボコボコに傷付けて読者のストレスを解消し、無理のあるストーリーを転がす必要悪として非常に役に立っている。
顔芸が読者の好感度を下げる為に意図的に不快に描かれている冬馬とは違い、摩周の顔芸は裏表のギャップを表す味のあるものとなっている。
作品の裏テーマを担っている人物でもあり、彼氏に高学歴やイケメンなどのブランドを求める香美(冬馬よりはマシだが癖のある性格)が摩周にセフレとして利用されてヤリ捨てされて自業自得な目に遭っている。
濡れ場では、摩周の体型がほぼ骨と皮状態ですね毛の剃り残しが多く、女受けするモデル風の体型をキープするのにいかに苦労しているかが匂わされていた。
冬馬に避妊せずに中出しされた麗の中絶費を稼ぐべくヤリモク回しをした香美がリベンジとして中高年男性達に輪姦されたのと、香美が摩周にお香に扮した麻薬を冬馬に渡す役を任されたのは、香美のみの落ち度ではないため、まったくフォローできないが。
仮に摩周が無事美咲子と付き合えたとしても、麻薬を根回しした男性と美咲子が上手く付き合えていたのか不明である(美咲子の婚約者の顔は出ないままだった)。
OVA版、セガサターン版では登場人物の酷い設定はすべてカットされていて、OVAでは香美が男の理想が高いビッチではなく今時(連載当時)のミーハーなコギャルに直されているため、摩周が香美に言い寄られて戸惑う様子が描かれていた。