概要
CV：氷上恭子（※OVA版のもの）
メインヒロイン。17歳。東京の女子高生。
冬馬の1歳下の従妹。幼い頃に母親と死別しており、幼い頃の些細な出来事がきっかけで冬馬が好きになり今に至る。
Dカップ（1サイズ盛れと言われてそう答えた）。
親友の夏樹香美のお墨付きの美少女。四葉美咲子には冬馬の妹だと思われていた。
父親は娘の成績が思い通りじゃないと暴力を振るい、母親が交通事故で亡くなった後に即愛人を家に連れ込んだ毒父で、亡くなる前の母親が愛想を尽かしていたため、麗は自己肯定感の希薄さからリストカットをしていた。両親は一応上智大学で知り合って恋愛結婚をした設定らしい。
最終回付近で、麗は上智大学に再合格し（一度、冬馬が小学校の窓ガラスを割った罪を被って上智大学入学を辞退させられた）、冬馬は慶応義塾大学に合格し、全てが夢のまた夢のような描き方にされていた。
その際、麗は交通事故に遭って脳腫瘍を患って徐々に目が見えなくなっていき、冬馬の足手まといになるのを心配するようになっていき、最終的に父親にイタリアに連れ戻されてしまう。
ラストのオチで、冬馬と麗自身というよりも冬馬と麗の転生体が再会したのを匂わせる描き方がなされている。
連載当時流行っていた膝上20センチのミニスカート、染髪したショートカット。小学生時代は、小3の頃はロングのハーフツインテールで、小6の頃はカチューシャを付けたロングヘア。
フィギュアが作られたこともある。
役割
主人公に過剰とも言える自己犠牲行為を見せるが、避妊しないセックスと主人公の尻拭い以外の手助けはせず、主人公に惚れた理由が、原作は「落ち込んでいた時に牛久大仏の裏側に冬馬と麗がモデルの狸と兎の似顔絵を壁に描いたから」、OVAは「落ち込んでいた時にひと夏の思い出をくれたから（＝ただたこ焼きに息を吹きかけただけ）」というあっけないもので、ある種の冷たさを感じる。
冬馬の尻拭いをすることが多く、いつも裸エプロン姿で冬馬への差し入れ用の食事を作っていて、彼女や従姉妹というよりは息子に献身的な母親（にエロを混ぜた何か）のような印象を与える。
悪く言えば、いいとこ無しの男性を無条件で包み込む男性の理想のヒロインであり、良く言えば、予備校生の冬馬ではなく、慶應大生の冬馬に同様の奉仕をする現実にいそうな悪女ではない（公式で高望みでビッチの香美ですら、現実にいる悪女風の性格ではなかった）。
冬馬を「トンマちゃん」、美咲子を「美咲子さん」、香美を「（親しみを込めて）香美」と呼ぶのに、摩周のことは「（敵の意味を込めて）摩周」と呼ぶなど、意外と好戦的な様子も見られた。
中絶するエピソードは、立ち会った医者と妄想の中に登場する看護士が、制服姿の女子高生をモノ扱いする台詞（作中ではそう扱われていない）を吐いていて、わざと現実離れした描き方にされていた。結局、麗は流産し、麗の中絶費を稼ごうとしてヤリモクたちから金を盗み取った香美を拉致して輪姦する中高年男性たちに腹を蹴られたたためそうなった。
子どもが流産した時に麗と冬馬が悲しんで泣いていたが、麗と冬馬の詳しい気持ちは明かされていなかった。
冬馬が摩周に麻薬漬けにされて死にそうになった時に、大量の麗の顔を思い出しているが、自己犠牲行為と制服を着た女子高生かつ従妹という立場以外の麗を愛する理由があったかは不明だった。
他の女性キャラと同様に、乳輪がデカく乳頭が長く、尻が熟女のように描かれている。
美咲子は麗よりも若干面長に大人っぽく描かれることもあれば、麗と同じような顔に描かれることもある。
モブの女子高生たちは目が小さく腰が太く絵柄が違う。
真面目にストーリーを楽しんだら負けであり、美少女単体とエロと構成を楽しむための作品なのが分かる。
OVA版、セガサターン版では酷い設定はすべてカットされていて、登場人物の髪型も若干原作と違う。
