概要
主人公の少年。誠教学園中等部1年C組。
旧校舎に迷い込み、「旧校舎の幽霊」こと夕子に出会う。
それ以来行動をともにするようになる。夕子の姿が見え、声を聞いたり、触れることもできる。
夕子の死因解明と学園での様々な怪奇現象の原因解明を兼ねて怪異調査部を設立。部長は夕子であるが、ほとんどの人間には夕子が見えないため部長代理を自称し、小此木ももえなどには「部長は滅多に来ない」と誤魔化している。
人物
年齢の割には落ち着いており、真面目で大人しい性格。
恋愛に関してはストレートに好意を寄せられること(主に夕子から)が多いが、まだ中学1年という年齢のせいもあってか戸惑うことが多い。
身長は平均よりやや低い。
ときどき眼鏡をかけた姿で登場することがある。
とにかく夕子に愛されており、彼女のプロフィールの「好きなもの」に名指しで挙げられているほどなのだが、当の本人はプロフィールの「苦手なもの」に『年上の女性』を挙げている始末である。夕子さん……。
もっともこれは夕子個人がどうこうというよりも、彼が学園内の事件で関わる人物がほとんど年上の女性で彼女たちに振り回されっぱなしであることに起因すると思われる。
一番振り回してるのは断トツで夕子だけど。
また上記のように基本的には誠実で温和な性格なのだがけっこうしたたかな一面もあり、
スペック対決で夕子に完敗してうなだれる霧江に対し、満面の笑顔で霧江さんが夕子さんに勝てる要素なんてあるわけないじゃないですかと言い放ってキッチリとどめを刺したりしている。霧江……。
原作の終盤では消滅した夕子を蘇らせるために学園中に策を巡らせるようなこともしており、夕子とはまた違った意味で中学生の割には老成した一面を持っているとも言える。
余談
オリジナルストーリーを展開したアニメ後半の過去編では、アニメのみのオリジナルキャラとして彼の祖母にあたる『アサちゃん』が登場している。
生前の夕子の妹分であり、物語の佳境、それも夕子の死の真相に最も深く関わった超重要人物でもあるのだが、彼女のデザインの元はどう見ても原作のギャグ回に出ていた女装した貞一である。
(どちらも前髪をネギのように一本でまとめて上に跳ね上げている)