概要
作者:「めいびい」
スクウェア・エニックス刊の「ガンガンパワード」にて2008年6月号読切「乙女心と夕の空」、12月号続編読切「黄昏乙女×アムネジア」が掲載された後に、月刊ガンガンJOKERにて2009年5月号から2013年10月号まで連載。単行本全10巻。
フロンティアワークスより2010年7月22日にドラマCDが販売されている。
2012年1月号にてテレビアニメ化が発表、2012年4月~6月に放送された。
公式アンソロジーや公式ガイドブックの発売もされ、アニメが収録されたDVD・BDにはアニメ未放送版となる第13話が収録されている為ファンは見逃せない一品になっている。
テレビアニメ版の後半は原作とは違いオリジナルストーリーになっている為原作を読んでいるファンも知っているから…と言わず見て楽しめるだろう。
スタッフ
監督:大沼心
シリーズディレクター:坂本隆
シリーズ構成:高山カツヒコ
キャラクターデザイン:番由紀子
音楽:帆足圭吾、高田龍一
アニメーション制作:SILVERLINK.
ストーリー
学校の怪談も、恋をする。
私立誠教学園。歴史ある学園の校舎には、いくつもの怪談が存在していた。
中等部一年の新谷貞一は、その中の一つ、"旧校舎の幽霊"──夕子に出会う。不思議なことに夕子の姿は貞一にしか見えなかった。 夕子には、自分が死んだときの記憶がなく、なぜ幽霊になったのか分からない。夕子と貞一はその真相を探るべく、"怪異調査部"を設立。学校の怪談の謎に挑んでいくのだった……。
気鋭の実力派・めいびいが贈る、美少女幽霊譚、ここに開幕!!
主な登場人物
庚 夕子(かのえ ゆうこ)
声 - 原由実
創立間もない頃に誠教学園の在校生であったと自称する「旧校舎の幽霊」。
幽霊であるが、宙に浮いたり物を触れずに動かすといった超常的な事はできない。曰く、「あなたたち(生者)にできないことは私にもできない」。
生前の記憶がなく、自分の死の真相を探るために「怪異調査部」を(勝手に)設立する。貞一君と血縁者以外の人間には基本的に姿が見えない。貞一君を誘惑し弄ぶかのような言動が多い一方、貞一君に絡んでくる女の子には嫉妬深い一面もある。
黒髪、長髪、黒セーラー服、黒タイツ、お姉さんキャラ、スタイル抜群おまけに頭脳明晰かつ運動神経バツグンという素晴らしいお方。
「恥ずかしいっ!!!見られちゃった……貞一くんに!
わたしのカラダの……一番深いところまで」
新谷 貞一(にいや ていいち)
夕子さんに振り回されている男の子。「怪異調査部」にもムリヤリ入部させられた。中等部1年生。
怪異調査部の部長は夕子さんなのだが、他の人間には夕子さんが見えないため部長代理を自称し対外的には「部長は滅多に来ない」と説明している。
年上キラー。高松先生曰く、アレな方向で「才能がある」。おまけ漫画では霧江の制服で女装を披露した。
小此木 ももえ(おこのぎ ももえ)
怪異調査部が初めて解決した事件の依頼者である女生徒。中等部2年生。
事件解決後、恩返しと称して学園内の怪奇現象に関する情報を収集し、怪異調査部へ持ち込む役回りを担っている。下級生の貞一君を「新谷さん」と呼び、敬語を使って話す。
背丈は低いがなかなかのプロポーションの持ち主。
庚 霧江(かのえ きりえ)
中等部2年生。夕子の血縁者で、夕子は祖母の姉(大叔母)にあたる。
夕子の姿が見えており、彼女を「神隠し」の霊と疑っていた。後に怪異調査部に入る。姿が見えてはいるが、夕子との接触は極力避けている。髪はショートカット。また男性的な喋り方をするが内面はかなり臆病である。
夕子さんとは血縁関係があり、年が近いこともあり顔立ちがかなり似ているが体の起伏は乏しい。
高松 凌華
学園の養護教諭。昔は誠教学園の生徒だった。
怪談話が苦手なためか怪異調査部に相談を持ちかけることが多く、そんな付き合いもあってか正式に認められていない怪異調査部の顧問代わりを務めている。
要約
いろいろ書いたが、この漫画の真骨頂はなんと言っても夕子さんです。
笑い、憂い、嫉妬する夕子さんはとても生き生きとしていて飽きさせません。
黒髪、長髪、黒セーラー服、黒タイツ、お姉さんキャラ、スタイル抜群、女幽霊ひとつでも趣味に合うようならコミックスの購入をオススメします。
彼女の姿は一般人には見えませんが、彼女が人や物に触ったり、動かしたりできる事が、物語中で重要なファクターになっています。
この記事を見てからコミックスの購入を決めた方は、是非カバー裏にも目を通してください。