日向雲英(キラ)
ひなたきら
声 - 稲村優奈
総合病院の一人娘で、私立小学校に通う4年生。心優しい性格で、他人に対する思いやりを持ち、弱い者を庇う。行動力と意思の強さも持ち合わせているが、両親に対してはショックを与えまいといい子を演じ続けている。
ひょんなことからベロと友達になり、本当の姿をも受け入れて彼の最大の理解者となるが、両親からはベロとの付き合いを反対されている。
物語の終盤、悪い妖怪や警察によってベロを誤解し、恐れてしまうが、人間を守るために戦うベロの姿を見て、再びベロを信じることにした。そして妖怪人間を差別する大人たちに「ベムたちこそ自分たちよりも人間らしい」と主張するようになる。妖怪人間が街を去った後は、子供たちがもうベムたちに会えないのかと肩を落とす中、自分たちが大人になって街がベムたちを人間として迎え入れられるようになればまた会えると明るい表情で語った。
日向 うらら
声 - 園崎未恵
キラの母親。他人に対しては社交的だが、毎日のように流れる暗いニュースに心を痛めており、キラに対しては過保護に接し、彼女の話に耳を傾けずに自分の意見を押し付ける。
ベロを見た目が人間らしくないという理由だけで嫌い、キラがベロに関わることを快く思っていない。終盤、ベロを嫌悪する態度にキラから反発されて動揺し、ベロを救うために行動を起こしたキラの姿を見ると同時に玄白に諭され、キラの話を聞かなかった自分の態度に気づいた。
日向 玄白(ひなた げんぱく)
声 - 岩崎征実
キラの父親で、父から継いだ日向総合病院の院長を務める。
温厚な性格で、家族想い。うららのように「大人の常識」は振りかざさず、ベロへの態度も穏やか。ベロに命を救ってもらったうららに「礼をすべき」と促し、最終話ではベロを妖怪と知りつつ、キラの大切な友達だと主張した。