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声 - 野島裕史


キャラクター詳細編集

初登場は第19話。のように錫杖を持ち、自らを「魔導封印師」と名乗る男で、様々な魔術によって妖怪を狩る妖怪退治のスペシャリスト。飄々としているが、どこか嫌味な態度で捉え所がない。妖怪人間を追っており、三上刑事に自分を売り込んで妖怪捜査に協力するが、その正体は自身が妖怪達の頂点に立つために障害となる無害な妖怪達と妖怪人間であるベロ達を排除するために人間に擬態したダーナ・オシー。

一見、のような端正な顔立ちだが、終盤においてダーナ・オシーとしての本性を現していくに連れ、クールで飄々とした態度が次第になくなり、エキセントリックかつ常軌を逸した冷酷さと狂気に満ち溢れた笑みと怒りの表情をベム達の理解者である日向雲英達や三上刑事に見せつけた。

後に妖怪の妖力を吸い取る兵器「メダリエ」を開発し、警察を扇動して妖怪一掃作戦を開始。妖怪人間への考えを改めた三上刑事を見限り、ガスタンクにて妖怪人間であるベム達とそれを守る子供達ごと抹殺しようとするが、逆に三上に追い詰められ、自身がダーナ・オシーであることを明かす。


ダーナ・オシー編集

声 - 納谷六朗

第18話から登場。本作の黒幕にしてラスボス。闇を支配する冷酷かつ狡猾な妖怪で、三つ目蜘蛛のような頭を持ち、体は蜘蛛の足のような物で繋がっている。無数の蜘蛛に分裂することができ、呪術にも長ける。真の姿は三つ目の蜘蛛の頭で、巨大な田無や異空間に漂う巨大な口と無数の目がある形態にもなれる他、トゲと自身に似た顔がある球体や触手なども操る事ができる。

人間界を支配するために様々な妖怪を使ったり、ベムたちを人間から孤立させて自身と手を組ませようとしたが失敗。やがて妖怪人間が自らの野望の邪魔になると判断し、魔導封印師・田無幻狼斎に扮して警察を味方につけ、ベムたちの排除に乗り出す。ベムを「味方なら頼もしいが、敵なら厄介な奴」と評している。錬金術など人間のことにも詳しい。ベム達が人間に作られた人工生命体である事を知ると、サッキュバスの力でベム達を作ったとされる錬金術師の男とその過去を見せた。この夢を見せられたベムは「あの過去のすべてがダーナ・オシーの作り話とは思えない」と語っている。

終盤では妖怪の知識を活かして開発したメダリエを警察に渡し、無害な妖怪達とベム達を徐々に追い詰めるが、ベム達を人間として守ろうとするキラ達や三上刑事に抹殺を阻まれると自身の真の姿を大衆に見せつけ、ベム、ベラ、ベロと最終決戦に突入。巨大なトゲや触手、強大な妖術などでベム達を苦戦させるが、最後は弱点を突かれ空中に爆散した。


余談編集

名前はダーナ・オシーの名前を捩ったものであり、使用する魔術の呪文「シオナーダ・ワナ・ガワ」も「我が名はダーナ・オシー」という台詞を逆さ読みしたものである(ちなみに22話で市長を呪う際に使った呪文を逆さ読みすると『目覚めよ暗黒の力、市長に災いを』となる)。錫杖の形状もダーナ・オシーの頭文字であるDからきており、腰に手を当たるポーズもダーナ・オシーと共通している他、ダーナ・オシーも初期デザインでは田無と同じように端正な顔立ちをしていた。


関連タグ編集

妖怪人間ベム-HUMANOID_MONSTER_BEM-

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