曹安民

そうあんみん

曹安民とは、三国志の登場人物。

概要

生没年：？～197年

字は不明（後述）。

曹操の甥。

父が曹操の兄ないし弟。197年に曹操が張繍と戦った際、曹操の長男の曹昂や典韋とともに戦死した、と言う事ぐらいしか事跡が残っていない。

もう少し書き加えるなら、彼の父親は「正史」では曹操の弟、

「演義」では曹操の兄、と書かれている。

曹操には曹喬という兄と曹彬、曹玉、曹徳（曹疾とも）、曹邵という四人の弟が居たと言われている。正史の通りなら曹彬、曹玉、曹徳（曹疾）、曹邵のいずれかの子、演義なら曹喬の子、と言う事になる。ただし、曹喬なる人物は実在が怪しく、弟達も曹操の父・曹嵩と共に殺された曹徳（曹疾）以外は殆ど記録が残っていない。

また、当時の中国で二文字の名前は珍しい為、

「安民」は字であり実名は伝わっていないのではないかとする説もある。

とはいえ二文字の名前の人物もそれなりに居る為実名の可能性もあるが。

ちなみに2023年3月現在のWikipediaの記事では安民は字で実名は不明という記述になっている。