概要
cv:石田彰
本作の主人公。高校2年。両親と兄との4人家族。moo氏の作風から中性的なため、何も知らないと勘違いや戸惑いを見せるが、歴とした男性である。
都内有数の進学校に在籍し優秀な成績を収めていたが、それを快く思っていなかった者によりカンニング疑惑を着せられる。その後の人間関係に嫌気が差し、独断で退学届けを出し、学校を自主退学したことに父親が激怒し、「どこでもいいから高校は出ろ」と言われた事から文部省に務めている父親の紹介といった形で彼花学園に転校する事となった。だが、間違えて此花学園へと行ってしまい、寮で宛がわれた部屋に行ったら其処は橘美亜子が新聞部の部室として勝手に使用している部屋であり、彼女の着替えを見てしまう。それから、美亜子に弱みを握られ、新聞部に強引に勧誘されるところから話が始まる。
第一作目の事件を解決後、美亜子の伝手で正式に此花学園に転校、新聞部に入部する事となった。
美亜子には子分のように振り回され、彼女のサポートに奔走することは多いが、探偵役は主人公の恵である。
性格は、1の時は上記の経緯からやさぐれている部分があったが、本来は流されやすく強引な相手(主に美亜子)からは振り回されやすいが、お人好し。特に事件で人を救うときのような、いざという時の行動力を兼ねている。
美亜子のことは、振り回されてはいるが、彼女のバイタリティや時に見せる正義感と優しさに、前の学園での嫌だったことを払拭され、新しい世界を見せてもらったことから、多少呆れつつもそれほど嫌がってはいない。
ただし、美亜子と共に行動するせいで悪目立ちし、子分扱いを受ける様に、周囲から恵にはそう言う趣味があるのではと指摘されることがある。
人並みに異性に興味はあるものの、忍に対しては異性の友人と見ており、ラッキースケベなどの際は戸惑いが先走る草食系。
備考
演者である石田彰氏はmoo 氏がキャラクターデザインを担当する作品で1999年に発売されたデバイスレインの霧生忍、その翌年に発売された悠久組曲でルシード・アトレーを演じている。此花シリーズは4で途切れるまでに年一回、発売されたので6年連続でmoo系作品に出演したのである。