概要
サクセスより発売されたアドベンチャーゲームシリーズ。制作・企画はあかほりさとる率いるSATZ。キャラクターデザインはmooが担当した。ゲームはセリフ選択によってマルチに展開していくデジタルノベル。1作目はPSとDC、2作目はPS2とDC、3作目以降はPS2で発売された。また、外伝として2作品が携帯アプリで製作されている。ゲームとは別事件を描いた小説も刊行されている。
2までは同情要素のある犯人と胸糞な被害者という構成の殺人事件だったが、3以降は同情要素の少ない犯人が多く、些細な擦れ違いで起こった事件の場合は出来るだけ穏便な形に済む場合もある。そして、2までの話だが、序盤の選択肢で本筋のストーリーとは無関係な教師の性犯罪やお互いに想いを寄せ合っている事を知らない転校を目前に控えた男子生徒と後輩女子の恋を見守ったりと恵達の目線が別の方向に行ってしまい、本筋の事件が有耶無耶になってしまうエンドが存在し、犯人達に感情移入しているプレイヤー達にとっては一概にバッドエンドとは言えない終わり方も存在している。
新人時代の浅野真澄女史や下積み時代の小野大輔氏も出演している。ちなみに浅野女史が出演した第一作目に登場する此花学園水泳部のメンバーと美亜子の友達である大見優子を担当する女性声優は浅野女史を含めてKirakira☆メロディ学園という声優ユニットに所属していたメンバーである。浅野女史は2年後の2003年に発売された同じmoo系作品である少女義経伝にメインキャラクターである那須与一役で出演している。
シリーズ作品
- KONOHANA:TrueReport
- 此花2〜届かないレクイエム〜
- 此花3 〜偽りの影の向こうに〜
- 此花4 〜闇を祓う祈り〜
- 此花 if
- 此花 else 幽かなる記憶の断片
主な登場人物
cv:石田彰
主人公。
cv:川澄綾子
メインヒロイン。
新聞部設立のため、転入生の恵を勧誘する。
義兄の存在に頭を悩ませている。
cv:浅野るり
2から登場するもう一人のヒロイン。恵の転校前からの友達だったが、彼を追いかけて転校して来た。
- 萩原尚人
cv:鈴木正和
美亜子の義兄(美亜子の姉の夫の弟)。ミステリーオタクで、貴重なアドバイザーなのだが、美亜子に好意がありストーカーの如く連絡を取ろうとするため、美亜子と親しい男子の恵を警戒しており、美亜子からは毛嫌いされているが、親類なので切りたくても切れない。
1では声のみだが、一応全シリーズに出演している。選択肢次第で、ストーリー本編にほとんど絡まないところでニアミスや一幕だけの登場をすることがある。演者の鈴木は尚人以外にも変態教師『菱池研吾』や『南裕一郎』も演じている。
- 小早川亘
cv:浜田賢二
3から登場する恵の親友ポジションの眼鏡男子。現時点での最終作である此花4では溺れて人工呼吸シーン(スチルあり)や彼との友情エンドが存在するので、三人目のヒロイン的存在である。ちなみに演者である浜田氏は別役で亘が登場する前の二作に出演している。
- 大見優子
cv:雛野まよ(2以降)
美亜子の友人。事件の本筋には関わらないが、4で展開によっては彼女と良い雰囲気になる。
ちなみに演者である榊原ゆい女史は優子以外にも3人の登場人物を兼役で演じている。
- 鈴
cv:小暮英麻
此花4に登場する陰陽師見習い。特別な力の類は無く、所謂、スピリチュアル的な団体の一員である。登場するのは4のみだが、ゲーム中に二回も事件関係者となってしまい、苦難に遭う彼女を救うのが此花4の目的と言っても過言ではない。演者である小暮英麻女史は此花シリーズで彼女を含めて3人の登場人物を演じており、ネタバレだが、二回連続で犯人役を担当している。
関連イラスト
関連タグ
デッドプール…此花2で本作の主人公と同じ演者の犯人がデッドプールが倒した敵と同じ演者の被害者を殺害する場面が存在している。ちなみに動機は愛する人の為にである。
侍道2…此花2が発売された翌年に発売されたゲーム。主人公を演じる声優の1人が此花2の真犯人と同じ演者であり、被害者を演じた声優が侍道2の敵役として出演している。侍道シリーズと此花シリーズは共通する出演者が多い。