概要
2003年にPS2専用ソフトとして発売されたアクワイア開発のゲームタイトルシリーズ『侍道』の第2作目。
(ちなみに、ゲームタイトルが「侍道」になったのは本作が初)
舞台は江戸時代。プレイヤーは、異国との貿易により栄える出島・「天原(あまはら)」にたどり着いた一人の“侍”となって、様々な勢力や人物と出会って仕事をこなし、混乱と退廃の時代を生き抜いていく。
基本的なゲームシステムは前作とほぼ同様だが、前作よりも滞在時間が約一週間まで延び、特定の勢力に貢献し与えられた仕事を成功させる事で報酬が増加したり、店で購入する品物が増える「信頼度」、「勢力度」といった要素が加わった。
しかし、これらの要素が逆にプレイの自由度を狭めてしまったという意見もあり、所謂「外道プレイ」が前作に比べてやりづらくなっている。
2004年には一部のバグを修正し、新しい刀や対戦モードを追加した『侍道2 決闘版』がPS2で発売され、2009年には移植版としてPSP専用ソフト『侍道2ポータブル』が発売されている。
主な勢力とキャラクター
主人公
天原に流れ着いた流浪の侍。空腹と疲労で行き倒れたところを、一人の少女に助けられる。
男性主人公
初期は青年・無頼漢・壮年の3種類から選べる。
クリア時のポイントを貯めることで、男塾風の番長や、平安貴族風の中性的な顔立ちの青年も選択可能になる。衣装も着物から戦国甲冑や公卿風、傾奇者、法衣、そして洋服(ただしバンカラ)など、舞台設定を無視した親しみやすいものが多数登場する。作中手に入るアクセサリーも男性向のものが多い。
女性主人公
(中央部にいるピンクの着物を着たキャラ)
ある程度ゲームを進め、ポイントが貯まることで出現。
男性に比べるとバリエーションは少なめだが、女剣士風の日本的な顔立ちのものから、西洋人(浅黒い黒人風や金髪ツインテールの白人)、くのいち装束やアラビア・インド風踊り子衣装、そして古代ローマの剣闘士を思わせるビキニ鎧を着用可能になる。
なお、女性のモデルを使用してもゲーム内のイベントの内容は特に変化しないが、時代背景とのギャップを楽しめる利点もある。(ただし無印版では女湯には入れない)
町人勢力(さよルート)
奉行所の圧政と青門組の悪行の板挟みに合いながらも、強く生きる天原の住民。
数日後に控える年一度の祭りを心待ちにしている。
鹿野町の門弟は難易度次第でレアな中段刀を所持している事があり、乱舞技が独特な日本列刀、豪快な『煉獄』のほか、道場付近にいる門弟からは『木刀』が狙える。
さよ(天原の名無しっ子)
CV:谷井あすか
言葉を発せない幼い少女。
天原入口で行き倒れた主人公におにぎりを譲った。
哀しげな雰囲気を漂わせているが、お祭りではしゃぐ子供らしい性格で、弦庵に診てもらっている男性のおならで吹っ飛ぶなどコミカルなキャラとしても活躍する。
本ルートの鍵を握る重要人物でもある。
ルートのラストにおける、武藤郷四郎からの問いに対する侍の答えはシリーズ屈指の名言。
『武士の挑戦状』および侍道4では成長した姿が用意されているが、それぞれの作品で容姿が異なる。
自身も刀を振るって戦うなど、逞しく成長している様が窺える。
舞風
CV:児玉孝子
「天風」一番人気の花魁。
さよに対しては厳しい態度を見せるが、それは世の中の厳しさを教える為であり、本来は愛情に満ちた情け深い性格。
一番人気の花魁ゆえに滅多に外に現れることはないため、基本的にイベント以外で会うことはない。
団八
CV:小上裕通
「天風」を取り仕切る男で、2で新しく導入された二刀流の使い手。
ゲーム内では数少ない善良な人物。
面倒見が良く、さよや主人公の理解者。
ガイドブックに掲載されている没グラフィックではワルっぽい若旦那姿だった。
愛刀は二刀流の『金毘羅伐折羅』、難易度によってはごく稀に下段刀の『一発丸』を所持していることもある。
作中で子持ちであることが示唆されているが、実は前作の『坪内八郎』の父親という裏設定が存在する。
奈美・ファンバステン
CV:沢城みゆき
コギャル風のオランダ系異国人。表向きは「天風」の花魁だが、裏では権力者と内通している。
今作では珍しい薙刀状の武器(扱いは脇構刀)『蒼蓮華』の使い手で、長いリーチが特長。
『忍道戒』発売当時のアクワイア公式サイトでは「おしえて奈美せんせい」という質問コーナー(所謂「人口無能」)の回答役を務めており、同ゲームにもチョイ役で登場した。
続編の忍道焔にも「奈美先生」としてプレイアブル参戦しているが、ストーリーには絡まない。
弦庵
CV:伊丸岡篤
町外れに住む天原唯一の医者。
口が悪く、殺生が身の上な侍を非常に嫌っている。
さよの境遇を哀れみながらも、よく手伝いに来る彼女を可愛がっている。
基本的に無愛想だが、さよが死亡する展開では、泣かんばかりの罵声を主人公に浴びせるという直情的な一面を見せる。
医者としての腕は良く皆には慕われているが……ぶっちゃけ全部こいつのせい
千代
CV:浜野ゆうき
弦庵の助手で、面倒見の良い性格。
眼鏡を掛けた気風の良い女性。
主人公の会話ではセクハラまがいの選択肢があったりと、なかなかの美人である模様。
天原の生まれではないらしいが…
紅屋角兵衛
CV:吉野貴宏
天原を拠点とする豪商。
恰幅がよい京都弁の中年男性。
いずれかの勢力のルートに大きく関わる事は一切と言っていいほど無く、イベントでも殆ど姿を見せないが…
九三郎
CV:津川悟
天原に流れ着いた薬売り。
気さくな性格で、商売とは無関係な事に首を突っ込みたがる野次馬根性の持ち主。
時々街を歩いている。
堂島
CV:伊丸岡篤
前作『侍』に登場した堂島軍二とよく似た天原の刀鍛冶。
(後に「堂島という名前の鍛冶屋」はシリーズの通例となる)
前作同様、支払いを拒むと「悪・即・死」の精神で襲い掛かってくる。
武器は鍛冶仕事で使うペンチとハンマーの二刀『此知ト重一』であり、投げ技は強力。
夜間には治安維持を兼ねた見回りを行っており、主人公が前述の様に支払いを拒むか、町人勢力からの信頼度が下がり切っていると襲い掛かってくる。
黒生鉄生
CV:秋元羊介
前作に登場した黒生鉄心と容姿や名前が似ているが、その関連性は不明。
本作における戦闘時の操作方法について門弟とともに指南してくれる他、彼との対戦に勝利した際にはアイテムをくれる(かかった時間によってアイテムの内容は変化)。
愛刀は上段刀『大黒生』、振りが遅いが後にシリーズ恒例となる技の1つの『秘伝黒生』を繰り出せる。決闘版からは稀に木刀の『霊魂砕き』を所持するようになった。
青門組勢力(青門ルート、かすみルート)
天原を牛耳るヤクザの一派。
かつては任侠と正義を重んじる義侠の組織だったが、前代組長の死後、薬物売買や暴利を貪る悪漢の巣窟と化した。
現在は副組長・半左衛門と前代の令嬢・かすみの対立が続いている。
戦闘員は紫と赤色の着物を着たチンピラと、巨漢のチンピラ大。善行を重ねている場合、因縁を付けてくるので町中でもよく戦う。
チンピラ大はノコギリ型の奇抜な下段刀『鬼雀』を得物にしている事がある。また、アバターにした場合、移動速度が全キャラ中最速なので、効率を求めるプレイヤーからも愛用されている。
高沼半左衛門
CV:清水敏孝
前代組長の死後、青門組を掌握した副組長。
だが、阿漕な儲け方で天原の人々に嫌われている。
薬物売買、暗殺、強盗など手段を選ばぬ方針で裏社会の覇道を成し遂げんため、前代の令嬢・かすみに近づく。
かの有名な清水次郎長親分を越えてやると豪語するが……正直小物
一方、剣の実力は高く居合刀『斬鬼丸』を軽々と振り回す膂力を持った居合抜きの達人。
CV:小池亜希子
青門組の用心棒で剣の達人かつ、「狂犬」とあだ名される殺人鬼。
実は女性であり、本名の「お京さん」と呼ぼうものなら大激怒する。詳しくはリンク先の記事を参照されたし。
勢力の利害云々以前に、主人公の秘める実力や狂性に目をつけているため、ほとんどのシナリオで対峙することになる。
しかし、あるシナリオでは彼女を仲間に加えてエンディングを迎える事も可能。
使用する刀は奇抜な片手刀『美帝骨』。
扱いやすく、突き刺してから肉を抉る残虐な技を持つ。人気も高い。
『武士の挑戦状』では難易度次第でまさかのゴスロリ京次郎が拝め、巨乳である事がわかる。同おぼろシナリオでは…
一吉・仁平・三太
CV:櫛田泰道(三役共通)
青門組のチンピラ三兄弟。
顔に白粉を塗り、奇抜な衣装を着た三つ子。
典型的な小悪党キャラで、下に強く上に弱いタイプ。
南蛮渡来の青龍刀『風来坊』を使いこなすが弟らに振り回される一吉、
吃り口調でオドオド話すハンマー(扱いは上段刀)『十曼國』使いの仁平、
下段刀『鷹眼剣』を使う目立たない末っ子の三太で構成されている。
お祭りでも団子屋さんをしているが悪事は相変わらずである。
攻略本で彼らの武器について解説した項目では、長兄の一吉をタダモノではないとフォローしているが、その武器を料理用にしているなど弟達と同様(二人とも武器の値打ちに気付かないおバカ扱い)にいじられている。
なお、三人はどの勢力のシナリオにも大概登場するため、こいつらのうち誰か一人でも町中で殺害するとその時点で全てのルートが消滅するという何気に重要なキャラクター。
プレイヤーの煽り耐性が問われる。
CV:乾政子
先代組長の娘。さよと並ぶ今作のヒロイン。
彼女を心配して「お嬢さんが心配だ」「かすみさんを助けて」と良心あるチンピラ・義賊達が懇願してくるなど人望も厚い。
主人公のことを当初は他のチンピラ同様の外道としかおもっていないが、ルートによっては考えを改めるようになり、最後は主人公と協力して半左衛門と戦う。
なお、決戦前に主人公に体を許す描写(その直前に入れ墨を彫ってもらうが、同じアクワイヤ社の縁故か、この入れ墨を彫る人が天誅シリーズの『藤岡鉄舟』に酷似している)が存在するが、女性主人公でもこのイベントが発生する。
使用する刀は白鞘の脇構刀『貫誠』。ただしイベントを進めない限り帯刀した彼女は出てこない。
青門組シナリオで京二郎戦後にある町に行くと戦いになり、彼女を倒して所持する刀を奪う事が可能になる。
『武士の挑戦状』である難易度のシナリオをクリアすると高校生風の制服を着た彼女を操作可能になる。
先代組長
かすみの父で、作中では既に故人。容姿は不明。
娘同様に正義感の強い仁侠道の親分だったので、今も皆に慕われている。南蛮炒めソバなどを売る露店を天原祭りで出すなど、的屋家業をしていたと思われる描写もある。
あるシナリオで彼の死因が明らかになる。
どチンピラ
組屋敷の前にいるチンピラたちの頭領。
主人公に組の仕事の仲介をしてくれる。
“えぞ鹿”の異名を持つ実力者で、奉行所である依頼を受けると戦える。
愛刀は下段構えの長刀『村雨』、強力でレアな刀の為、奉行所の依頼を名目に狩るユーザーは数知れず。
役人勢力(奉行所ルート)
天原の実権を握る役人たち。
不正がはびこる天原を正すべく、厳格に住民たちを取り仕切っている。中には横柄な態度の役人もいる。
また、口封じなどの黒い手段も厭わない。
戦闘員は同心と岡っ引き(ただし、実際の岡っ引きは町人が多かった)。
非道を重ねている場合はよく戦う羽目になるほか、青門組が街中で戦いを仕掛けてきた時に応戦していると、通りかかった岡っ引き達が乱入してくる。
岡っ引きは2種類の十手『目明し十手』『鳶口十手』を持つ(扱いは片手刀)。後者は少し珍しい。
黒羽三河守義隆
CV:楠見尚己
天原奉行所の奉行。
かつては民衆から慕われていたが、幕府によるお取り潰し計画を知ってからは態度が豹変し、圧政を敷くようになる。
これも全て幕府に取り潰しの口実を与えないためであり、天原を思う心自体は今も変わってはいない。
町人からは恐れられるようになったが、奉行所の人間からは今もなお絶対的なカリスマとなっている。
服装は武装・お忍び・白装束の3パターンがある。
愛刀は脇構刀『義基』で、金色の柄や鞘を持つ高級感のある刀。脇構刀は脆いという欠点があり、彼は殊更積極的に(自分の刀を)折りに来るので欲しい場合は慎重に。
CV:鈴木正和
奉行所の同心。
ナヨナヨしたオネエ風の物腰だが、剣の達人で頭も切れる文武両道の英才。
圧政を敷くようになった黒羽のやり方には懐疑的な、奉行所では珍しく融通が利く人物で郷四郎も彼には頭が上がらない。
といっても黒羽への忠誠心は本物で彼の断末魔も他と同じく「お奉行」である。
奉行所に行くと戦いを挑むことが可能だが非常に強いので要注意。
所有する刀は上段刀『鬼包丁』だが、難易度次第で稀に『鮫肌丸』を所持している。
武藤郷四郎
CV:くわはら利晃
奉行所の同心。
生真面目で剛腕の持ち主だが、奉行の黒羽に妄信的で融通が利かない。
奉行所シナリオでは主人公とタッグを組んで天原を食い物にする悪人達を成敗していく。
奉行所に加担した場合の天原祭りや青門組討ち入りなどでNPCとして参戦してくれるので、盾役や削りを任せて息を合わせて戦うのが得策。
愛刀は中段刀の『朧月夜』。難易度によっては稀に『中庸刀』を所有している。
PSPで追加された「武士の挑戦状」では中村宗助のシナリオ「私の郷四郎ちゃんを返して!」での救出対象になっており、敵によってとんでもない目に合わされてしまう。
保野暮右衛門
CV:加藤将之
天原奉行所を監視する為に幕府から遣わされた。
役人でありながら常に黒い噂が絶えない。
権力を傘に着て悪事を働いており、高沼半左衛門とも内通し、追い込まれると命乞いする小悪党。
こんな彼でも、あるシナリオで死に際に「嫌だよぉ、母ちゃん」と、家族の存在をほのめかす言葉を発しながら死んでいくシーンがあるので一部ユーザーからは憎めない悪役として扱われることもある。
大体のシナリオでは主人公に斬られるが、青門組エンドではある条件を満たせば力を貸してくれる。
カギヅメ型の武器(扱いは下段刀)『虎猫爪』を持っており、素早くトリッキーなので要注意。
与力
奉行所の前にいる与力(同心たちの上司)。
主人公に奉行所の仕事の仲介をしてくれる。同心と外見は同じだが位は遥かに高い。
“白あなぐま”の異名を待つ実力者で、彼の持つ刀はレアであるため青門組の依頼で斬られる事も多い。
愛刀は脇構えの長刀『兼貞』。この兼貞とどチンピラの村雨は刀身が長く、特に乱舞技ではまとめて複数人を斬り伏せられるが、硬度の負担が重いため注意。
その他
小坪
CV:柴田創一郎
前作に登場した坪八(坪井八郎)をそのまま小さくしたような子供。
多くの子分(大人の剣士)がおり、天原神社にて主人公に腕試しに挑戦しないかと持ちかけてくる。
子分には、「西洋人の男爵」「落ちぶれた浪人・落水」「素性不明の虚無僧・万寿」「のんびりした巨漢の大江丸」などがいる。
また、主人公のモデルによって初対面時の台詞が変化する。
因みに団八を殺害すると登場しなくなる。
情報屋
外見は遊女の女性キャラで、夜と未明の天原神社に登場する。
値段に応じて、ランダムな刀と所持しているNPCの情報を教えてくれる。このNPCは彼女と取引しない限り出現しない。
彼女自身に戦闘能力はない。
片手刀『神風』は彼女の紹介でしか入手出来ないレア刀。
また、とあるサブイベントのフラグも担う。
貫三郎
沼田町に住んでいるが、病で床に伏せてしまっている。
とあるサブイベントを終えると回復し、天原の各地を出歩ける様になる。
見た目はただのおっちゃんだが居合の達人で、難易度易しいだと『百偈』、普通以上なら超レアな『清満』、決闘版からは稀に『輪廻』を持つ。
彼に刀狩りをした後、何も知らない娘に話し掛けると物悲しい。
狂犬
西洋人の剣士で名はエンリケ。
外見はモブの異人男性だが、喋り方が違う。
脇構刀のイプスカリバと言うどこかで聞いたような名前の剣を持っている。
攻撃力が高く、かなりの確率でこちらの攻撃を捌いてくる強敵。
体力もあり、苦しい長期戦になるが、得物がよりにもよって脇構刀のため、自分で折って台無しにする事が多々ある。
町人勢力の信頼度が高いときに、情報屋に話し掛けると出現フラグが立つ。
エンリケによると、天原では主人公・陰沼京次郎・中村宗助らが最上位の剣客らしい。
朧
一定期間過ぎると夜間に出没するくノ一。
問答無用で主人公に襲い掛かってくる。
忍者刀の『浮雲小太刀』か、サーベル風の片手剣『微熱』を持つ。どちらもガード不可の投げ技が強力で、特に微熱は曲芸染みた挙動が面白い。
決闘版以降では忍者刀『灰嵐土』という、投げ技と移動技の充実している強力な刀を持っている事もある。素の高度が低いため狙う場合は注意。
その正体は…
隠密
朧と同じく、主人公に突然襲い掛かる忍。
忍者刀『桜旋風』を所持。
決闘版以降では同じく忍者刀の『鷲羽斬』を持っている事がある。
その正体は…
始末屋
とある依頼を成功させると出現する。
外見は浪人と変わらないが、話しかけると名を聞かれ、名乗るといきなり斬りかかってくる。
居合刀『百偈』("ももげ"と読む)を所持。
リーチが短いかわりに、一撃の重さは作中最高の剛刀である。
辻斬り
深夜・未明の町外れや各町に出没する敵性NPC。
外見は浪人、町外れにのみ虚無僧タイプも現れる。
名の通り出会すや否や辻斬りを仕掛けてくる。
虚無僧タイプが所持している忍者刀『残月』は非常に出現率が低い。
他にも浪人タイプは『孔雀二刀流』等の珍しい刀を所持している。
前述の『百偈』も狙える他、情報屋のネタである『夜葬』『陸奥白金』等も普通に手に入る。
野良のボスと言っても差し支えない実力を持ち、捌き攻撃による即死も効かない。
ミイラ取りがミイラにならない様に気を引き締めて挑みたい。
単なる狂人のほか、作中で問題となっている薬の影響を匂わす者もいる。
人斬り仕置人
一度どこかの勢力に付いた後に、全勢力との信頼度が最低だと、町はずれに現れる。
外見はチンピラ大。
「蛍がきれいやねぇ~」「ほんまもんの修羅やねえ」と、関西弁で話す。
体力・戦闘力共に最強クラスで、手に入る刀『出雲乃柱』も非常に強力。(難易度やさしいだとモブ刀の『鬼雀』を持っている)。
武器やアイテムを充実させて挑むのも良いが、最高難易度の「一撃死」(自分を含めた全キャラが一撃死する)で挑み、問答無用で斬り伏せる乾坤一擲の倒し方もある。
その正体は主人公の極悪非道ぶりが幕府の「ある方」の耳に入ってしまい、幕府が直接送り込んだ刺客。彼曰く、「アンタはやりすぎなんだよ」との事。