CV：渕崎ゆり子
概要
螢一の妹。螢一と同じ猫実工大生で、大学からも他力本願寺からも遠くないアパートに下宿している。
大学ではソフトボール部所属(ただし、原作では入学当初は自動車部に所属していた。掛け持ちしていたのかは不明)。愛車はカワサキKSR-II。一本気で快活で家族思いである。
かつて「峠のクイーン」と呼ばれていた女性に猪倉台サーキットでの勝負に勝ったため無理やり2代目クイーンを拝命させられ、走り屋から畏れ崇め奉られている。が、本人としては無理やりの拝命であるために「クイーン」呼ばわりされる事は望んでおらず、その名で呼ばれた時には「クイーンはやめてって言ってるでしょ」と釘を刺している。
実際はクイーン呼ばわりを嫌う理由は本人曰く「この峠には、本物のキングとクイーンがいるため」であり、つまりは両名への敬意から名乗りを拒否している。
なお、この「峠のクイーン」だが、実は0代目がいるため恵は(人としては)3人目。
父親譲りの走りの才能もあるようだが、当人は余り自覚が無く、「バイクの手入れを欠かさない事」が速い秘訣だとしており、兄同様に愛車整備が日課の様子。最近はちょっと声を掛けるだけで崇拝者が集まるという、クイーンらしさが出始めている。
また、これ以前にもスクルドとロボット対決をした際。スクルドと同様にファンクラブが続出し、それらが集まった「森里恵ファンクラブ共同体」が結成されてもいる。なので、人を惹きつける魅力は以前より有していたと思われる（後述のマーラーに車に変身させられた際にも、マーラー本人から『よく見たらかわいいやつ』と言われていた）。
いつの間にか彼氏がいたらしく、この頃「恵ちゃんが森里恵だから」という理由でフラれてしまい、他力本願寺の兄のもとへやけ酒をしにやってきた。本人曰く、フラれたのは今回で3回目で、過去の2回も同じ理由らしい。
が、フラれる本当の理由は何かにつけて彼氏と兄(螢一)とを比較して「それじゃ螢ちゃんには勝てない」「螢ちゃんの方がスゴい」とマウントを取ってくる(彼氏の積み上げてきた努力を問答無用かつ無下に否定し人間としての価値を全く認めず、結果として彼氏相手に人としての敬意を全く払わない態度をとる)ため。つまり、無自覚かつ重度のブラコン(本人は認めたがらないが)。ペイオースが仕込んだ恋の種の効果で螢一に魅了された際には本音かわからんが「血の繋がりなんて超えられるわ！」と絶叫している（螢一はすかさず「超えなくていい！」と突っ込んだ）。
本人は、兄に対しからかうような態度を取る事も多いが、基本的には兄想いで、幼少期より兄妹仲は良かった。というか兄と同じ大学で、兄と同じ趣味（バイク）で、兄に感化されてソフトボールを始めて、何だかんだで螢一の後を追いかけているだけなような感じもする。
ただし、猫実工大に受験する時に泊めてもらったり、ベルダンディーの料理目当てで食事時にやってきたりなど、ちゃっかりした一面も持つ。迷い犬のマローネを預かってもらおうと頼みに来た時も、お土産などを持参していた。
マーラーによって車に変身させられた事があるが、正月の出来事だったのに加え、元の姿に戻った際に気を失っていた恵を螢一が家まで運んで寝かせたので、彼女自身は「嫌な初夢を見てしまった」と思っている様子。
