藤見千尋
ふじみちひろ
「藤見千尋」(ふじみちひろ)とは、「藤島康介」による漫画作品『ああっ女神さまっ』に登場するキャラクター。
自動車部の初代部長で、現在も時々部室に顔を出しているOG。
性格は豪放磊落、自己中心的だが親分(姐御)肌。何よりもあの猫見工大自動車部初代部長(≒創設者)である事から解る通り理不尽の権化。自動車部に纏わる大概のトラブル(特に部則や伝統の名に借りた無茶振りなど)に関してはだいたいこいつのせいと言って良いレベルの黒幕にして全ての元凶たるトラブルメーカー。
反面、かわいい物好きで子供には甘かったりする。
芯が強い反面、どこか人が良く詰めが甘い部分もあり、そういった甘さは螢一に似ている。
卒業後は大手のワークスショップに所属し、後に森里螢一の一言で独立を決意。モーターサイクルショップ「WHIRL WIND」をオープンした。
螢一のことは「昔の私と同じ」「いい目をしている」と高く買っており、勝手に部室を変えたことに激昂した際も、やったのが螢一とわかると腹落ちしたりしている。螢一がようやく就職先が決まった矢先に単位不足が発覚して路頭に迷った際には「WHIRL WIND」の従業員に引き入れて救済した。
また「あげないわよ、私が見つけたんだから」と自己の所有物であるような主張をしたり、螢一と妙に波長が合うことなどから「将来の螢一の嫁になるのでは」というトンデモ説も現れたが(原点は気を失った螢一の意識の中に出てきて、指輪の交換ならぬ「首輪の交換」を行ったウエディング姿の千尋と思われる)、そのようなことには(当たり前だが)ならなかった。
部長在任時に当時部員だった田宮と大滝から同時に交際を申し込まれたが、どちらかを選んで自動車部に角が立つのを恐れたことから、どちらも選ばずに二人を野球拳で裸にひん剥いて諦めさせている。どちらか片方だけからの告白だったらOKしていたのかは不明。