概要
漫画『善悪の屑』の第二部『外道の歌』に登場する悪役。
第一部に登場した悪役・榊ヨシ江の養子で、左腕に口の付いたトイレットペーパーが嘔吐する様の奇怪な刺青を入れている。
同じヨシ江の養子たちである元会社員の久文、元女子プロレスラーの華代、元詐欺師の哲、最年少の葉介らとともに、かつてのヨシ江と同じく無関係な家族に取り入って洗脳支配し、財産を搾取し、最終的に口封じや保険金などを得るために殺害していた。
ヨシ江と突然連絡が取れなくなったことで彼女の身に何かがあったことを察知し、かつてヨシ江が支配した一家や、ウサギ殺しの犯人への復讐を依頼した少女・愛美を襲撃。愛美の父を殺害し、「お前のせいで父親は死んだ」「母親を殺されたくなければ情報を吐け」と冷酷な脅しでカモの所在を聞き出そうとした。
カモの店である「カモメ古書店」へ久文、華代らとともに襲撃を懸けたが(哲は「愛美に危害を加えるなら美学に反するので降りる」と参加拒否し、葉介も愛美を見張る内に情が湧いてしまい、参加拒否した)事前に愛美から事の次第を聴いていたカモたちによって華代を殺され、久文とともにとらえられる。
その後、久文は首をはねられて死亡し、カモによって「犯罪者には謝罪も更生も望んでいない。ただ消えてほしいだけ」と告げられ、足の先から頭が亡くなるまで鑢で削られ、物理的な意味で消されてしまうという悲惨な最後を遂げた。
生き残った哲は詐欺師を引退して一般人として暮らし、葉介は裏社会で情報屋とそれぞれ別の道を歩むことになる。