気持ち悪いとは、アダルトゲーム「催眠学園」のヒロインである矢野みどりの名台詞である。
正確に書くと
「気持ち悪い……好きでもない奴に抱かれるなんて……最悪……うぅ、気分が悪い……」
状況
本作の主人公はあの村越進太である。
村越は例の如く、その変態性、人間性の無さで周囲に嫌われまくっている男の子という立ち位置であるが、そんな村越に急接近する女子が矢野みどりである。
彼女は村越と一緒に痴漢を捕まえたと勘違いし、そこから友情を経て恋愛感情を持ってくるようになる。最初は村越はそんな彼女も催眠導入機で性の玩具にしようとするが、それを実行しない場合、彼女と恋仲になる展開になる。
クズみたいな自分と人気者の彼女。最初彼はその差に絶望してしまうのだが、それでも自分に対して「好き」と言ってくれる彼女に、村越はついに恋をしてしまうのだ。
そしてその中で、セックスは相手を喜ばすから自分が嬉しいんだ、自分が気持ち良くなるためにする行為では無いんだと悟るまでになる。
そして、彼はもう催眠導入機なんて要らない。これはくれた人に返そうと思うのだが、そこで彼は知りたくない真実を知る。
※ネタバレ
実は矢野みどりは、村越を好きになるようにプログラムされた哀れな催眠行為の被害者だった。
彼女との恋物語はプログラムの結果で、全て偽りだったのだ。
ここでプレイヤーは選択肢を迫られる。
キーワードを言って、真相を知るか。
キーワードを言ってしまった場合、本当は村越のことをどう思っているかという質問に対する彼女の答えとして、上記の台詞
「気持ち悪い……好きでもない奴に抱かれるなんて……最悪……うぅ、気分が悪い……」
が来る。(みどりのゲロ吐きのおまけつきで)
絶望必至である。