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水上博物館アケローンの夜

すいじょうはくぶつかんあけろーんのよる

「水上博物館アケローンの夜」は蒼月海里作の初の単行本小説のことである。
目次 [非表示]

ー博物館は生者と死者が交わる場所。


概要編集

上野・東京国立博物館(以下 トーハク)を舞台に、大学生・東雲出流と美青年の渡し守・朧が「嘆きの川」に溺れているひと達に救いの手を差しのべる、切なく優しい博物館ミステリ。幻冬舎より出版。

トーハクに展示されている物を紹介する。


あらすじ編集

将来を見失った大学生・東雲出流は、閉館間際のトーハクに寄り、展示物を見ながら悲しい思い出を忘れようとしていた時、突如湧き上がった大量の水に飲み込まれてしまう。意識を失っていた出流を助けくれたのは渡し守・朧。自分の悲しみ=「嘆きの川(アケローン)」に溺れていたという・・・・・


登場人物編集

東雲出流(しののめ いずる)編集

本作の主人公。高校時代のある出来事から将来を見いだせなくなり、トーハクを訪れた所へ嘆きの川(アケローン)に巻き込まれ朧と出会う。


朧(おぼろ)編集

嘆きの川(アケローン)で渡し守をしている美青年。穏やかだが異様な虚無を感じる瞳を持つ。


二階堂祐樹(にかいどう ゆうき)編集

トーハクの広報を担当する青年。お人好しかつかなり豪快な性格。


関連タグ編集

蒼月海里 博物館

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