概要
日本では、刑事訴訟規則第215条及び民事訴訟規則第77条により、裁判中に裁判長の許可を得ずに法廷内の写真を撮影することができない。また、裁判の撮影が許可されることは通常ないため、法廷内の人物の挙動説明のために絵が用いられる。
法廷画家には資格が無いため、実はイラストレーターや漫画家以外にも絵心のある新聞社・放送局等の社員が担当することも多い。迅速な報道のために何より筆の速さが重視される。
月曜から夜ふかしの調査によると描く時間は約10分でギャラは1~10万円台である。
できるだけ素早く写実的に描くため特徴的なタッチになりやすく、Pixivではそれを真似たイラストにこのタグがつけられる。
ちなみにメイン画像はPixivユーザーの一人であるイラストレーターの榎本よしたか氏が実際に起きた事件の裁判での法廷画として手掛けた仕事の一例である。
また、ロケットニュース24編集長のGO羽鳥氏こと漫画家のマミヤ狂四郎氏も一度記事で採り上げた裁判の光景の法廷画に挑戦した事があるが、上記の通り筆の速さが求められるものである為、正確な描写を描くのは難しかったと記事で述べている。