概要
辞書に載っているの本来の意味は、「燃えている木材の火を途中で消して作った炭」のこと。
火がつきやすいので種火に重宝されるほか、黒鉛のように絵やマーキングで用いられることもある。
しかし、いつからか「焼きつくされて原型を留めなくなった燃えカス」、もしくは「跡形を残さず消し飛んだ様子」にも使われるようになった。
普段から二次元作品やネット上の表現に縁のある諸氏には、後者の意味の方が一般的と言える。
だが、冷静に考えてみれば、ステーキの焼き方でミディアムを頼んだはずが、ウェルダンどころかガッツリ焦がされてしまったようなおかしな話である。
そもそも『炭』であるため、まだまだ燃やせるものにもかかわらず……。
言葉の響きによる誤解が一人歩きしてしまったのか? どうしてこうなった。
用法
ただ破壊する、焼き殺すといった言い回しでは物足りないときの表現が定番だろう。
そう、火属性能力者や破壊兵器の使用者による、お約束な宣言の ”アレ” である。
それではみなさん、ご一緒に――
「消し炭にしてやるぜ!」