概要
熱帯夜とは、日本の気象庁の用語で、「夜間(夕方から翌朝まで)の最低気温が摂氏25度以上のこと」を言う。一般的に用いられる場合は、そこまで厳密ではなくただ暑い夜を指したりする。
熱帯夜はもともと正式な気象用語ではなく、1966年に日本の気象エッセイスト倉嶋厚による造語だった。その後、日本の気象庁が最低気温が25℃以上の日を熱帯夜と定義し気象用語として正式に採用された。
2023年には日本気象協会が最低気温が30℃以上の夜を超熱帯夜と命名した。impress 気象庁が正式に決定した用語ではないが、愛媛新聞、NHKなどマスメディアは既にこの用語を使用している。
海外
日本と気候的に似ている韓国では1975年に使われ始め1994年の猛暑以降広く普及したという。
イギリスやヨーロッパなどの英語圏では珍しい気象現象であるため熱帯夜を表す特定の言葉はなかった。しかし2018年頃から英国気象庁、スイス気象庁、ドイツ気象庁といった各国気象庁や、英国のBBC、テレグラフ紙などマスメディアでも熱帯夜の訳語として「tropical night」を使用することが増えていいる。
外部リンク
関連タグ
日中の最高気温
40°C以上:酷暑日
35°C以上:猛暑日
30°C以上:真夏日
25°C以上:夏日
夜の最低気温
30°C以上:超熱帯夜
25°C以上:熱帯夜