概要
碧空高校へ教育委員会から、父「白滝元」が特別生活指導員として派遣されたのに伴い、元に、打倒・北野の命を受け、碧空高校1年12組に転入させられた、無表情で素直クールな(※しかし、特に小磯良子に敗北するまでは、内面的には非常に感情的な一面を合わせ持つ。この設定は作者の次作であり、もう一つの代表作でもある「CLAYMORE」のクレアに引き継がれることになる)茶髪のおかっぱ格闘美少女。
格闘家である父親から格闘技の英才教育を受け、戦闘マシンのように育てられており、元によれば、敵の外見に惑わされない精神と、生来の勝利への執念を持つとされる。
しかし、北野の天性の才能による高度なディフェンステクニックを無意識のうちに繰り出されたことで猛攻をしのぎ切られ、倒すのは失敗に終わる。
その際、幾奶は北野の「最恐フェイス」だけではなく、彼の高度なディフェンステクニックと勝手に曲解した北野の言動から北野に対し恐怖を抱くようになり、その恐怖を克服すべく、一日のうちに碧空高校の男子生徒十数人を倒す暴走を始める。
そしてさらなる強者への勝利を求め、小磯良子に戦いを挑むが、良子は幾奶に敗北によって得られるものを教えるべく、幾奶の挑戦を受けてこれに勝利する。
そのことによって、幾奶は自分は北野を恐れていたのではなく、「敗北することを」恐れていたことを自覚する。
この件により、幾奶は「敗北すること」に対する強迫観念から解放され、その後、北野が不良ではないということを理解したことで、良子や北野とも和解し、よき理解者の一人となる。
最終盤では自身も無意識の内に北野に惹かれていたのか、北野と良子の仲を理解しつつも「(北野の)愛人の立場でいい」という本気とも冗談とも取れる爆弾発言をしている。