概要
本名木村 一、(1909年〈明治42年〉9月11日 - 1993年〈平成5年〉12月1日)。
芸名の「ますだきいとん」は三大喜劇王の一人、「バスター・キートン」のもじり。
喜劇映画が好きで、特にバスター・キートンの大ファンでアメリカの短編喜劇の無声映画を好んで観ていた。
1930年(昭和5年)、吉本興業(東京吉本)に入社し、「花月劇場」でショーに出演する。
1936年(昭和11年)、川田義雄、芝利英、坊屋三郎と「あきれたぼういず」を結成し、クラシック、ジャズから流行歌まで様々な替え歌やナンセンスギャグ、パロディなどで一世を風靡する。
1939年、一旦は新興キネマ演芸部の引き抜きに応じ同社に移籍するが、結局新興との契約を破棄し、「あきれたぼういず」を脱退する。
戦後、1946年(昭和21年)に、坊屋三郎、山茶花究と「あきれたぼういず」を再結成するが、1951年に解散。その後、映画を中心に活躍する。
1957年(昭和32年)に、東宝演劇部に入り、ミュージカルにも積極的に出演した。
その後も舞台やテレビで活躍したものの、1993年(平成5年)12月1日、大腸癌のため、函館の病院で死去。84歳没。