概要
『イナズマイレブン』及びそのシリーズ作品に登場する風属性のブロック技。シュートブロックも可能。
蹴りで切り裂いて生まれた空間に相手のボールを吸い込ませて奪う技。原理としてはボールの周囲の空間に歪みを生じさせる技のようである。
主な使用者は飛鷹征矢。アニメで彼が披露した唯一の必殺技であり代名詞でもある。
初披露は84話なのだが、69話の代表選抜試合の時点で既に習得フラグは立っていた。
内容は「シャドウの放ったダークトルネードが、飛鷹の蹴りによる風圧で威力が減衰してしまう」というもの。
ネオジャパン戦でも同様に相手の放ったトライアングルZの威力を大きく落としていたが、どちらも偶発的に繰り出されたもの且つそもそも飛鷹本人がサッカー初心者であることもあって、この時点では必殺技として運用できるようなものではなかった。
その後84話ファイアードラゴン戦にて円堂の一喝により、飛鷹が失敗を恐れず思い切りプレイすることを決めたことで完成。アジア予選最強クラスの必殺シュート、カオスブレイクを発動前に防ぐことに成功した。
その後も度々出番があり、例えば試合前に恩人である響木監督が持病で緊急入院となったザ・キングダム戦では、円堂が止めきれなかったストライクサンバV3を真空魔V2で防いだ。
また『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』ではバダップ・スリードの繰り出したデススピアーを止めた。
一方でオルフェウス所属のラファエレのフリーズショットはこの技では止めきれなかった。
アニメでは非常に強力な技の一つとして描かれている一方で、ゲーム版では中程度の威力の技となっている。
しかし、本人とその本人の代名詞と呼べる必殺技の属性が一致しないことがとりわけ多い『イナズマイレブン3』においては珍しく、双方の属性が一致している技であり使い勝手は良好。
『イナズマイレブンGO』シリーズではGO2の『ネップウ/ライメイ』より復活。
速水鶴正や、前作ではエアーバレットを使用できたキャラたち(一乃七助、護巻徹郎など)がそれに代わって習得する。