プロフィール
概要
和麻・煉の父親。神凪一族では宗主である神凪重悟に次ぐ強力な炎術師であり、現役最強の術者。
歴代の神凪一族の中でも限られた者しか扱えなかったとされる最高位の『神炎』使いの一人でもあり、歴代の宗主達よりも厳馬の方が強いとされており、作中でも正真正銘最高クラスの戦闘力を有する。
また、炎の精霊王と契約を交わした名門であり、一族単位で力を信奉する神凪一族の「強さが全て」という考えに染まり切っており、神凪配下の風術師の一派である風牙衆を当人たちの前で平然と「風術師を下賤」と侮蔑している(アニメでは失言という自覚はあったようで風牙衆の長である兵衛に「口が過ぎた」とすぐに謝罪を入れている)。
長男の神凪和麻が炎術師の才がないと分かっていても、彼の他の才能に秀でた部分を活かした生き方を示すことはしなかった。綾乃との炎雷覇継承戦に敗北した時点で勘当の上で神凪一族から追放した。
人柄
和麻からは息子でも平気で殺せる冷酷な人物と思われているが、実際は子供への愛情はしっかりと持っており、和麻の追放も神凪一族以外の生き方を示せない自分の元にいるよりも外に解き放った方が良いとの考えからであった。実際、重悟からは「身一つで放り出して野垂れ死んだらどうする?」との懸念を「何を馬鹿な、私の息子ですぞ」と自信たっぷりに語る当たり、息子が炎術師以外の才には恵まれている事もちゃんと理解していた模様である。
なお、この一面は重悟しか知らなかったが、後にある人物も厳馬の反応から「意外と子煩悩なパパ」という印象を持たれており、「愛情深いが不器用すぎる人物」というのが真相であった。
後に和麻とは一定の和解を果たしている。