「正義を捻じ曲げる悪人を裁く力――そんな大きな力が、もしも僕にあれば」
概要
年齢 | 19歳 |
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職業 | 大学1年生 |
イラストレーター | 小田すずか |
SUN ep.Ⅰマップ2を完走することで入手できるキャラ。
対応楽曲は「クリーパー」。
トランスフォームすることにより「神園零/「The Fool」」へと名前とグラフィックが変化する。
全てを持って生まれた男。
異能を使い、街に蔓延る理不尽な悪を裁く。
そんな中、とある青年と出会う。
人物
一人称は「俺」(幼少期は「僕」)。
年齢性別問わず誰もが振り向いてしまうような容姿を持って生まれた美形男子。
見聞きするだけで内容以上の情報を理解してしまう頭脳も持ち合わせており、小中高に大学付属というエリート一貫校に通っている。
裕福な家庭ではあるが、神園家は過度な装飾や調度品を好まず、彼の部屋は同年代と比べても至って普通で必要なものが置いてあるだけである。(黒須曰く「大量の本とベッド、それに学習机。特に目立ったものは見当たらない、ごくごく普通の部屋」)
理不尽を無くし、絶対正義の元に本当に幸福な世界を作るために法の前に現れない悪を手にした能力で制裁しており、「この世界を正すという使命を背負った神」であると自称している。
能力
視線を交わした相手の恐怖心や罪悪感を意のままに増幅させる能力
視線を交わした対象の眼から潜り込んだ心理世界内の影の中に存在する恐怖心や罪悪感といったフェーダーのようなものを上げ下げすることができる。
極限まで畏怖させることで相手を操ることや、見たことを全て忘れさせること、肥大した罪悪感に耐えきれず自死させるように仕向けることも可能である。
自分の中に罪の意識がありながら手を汚した報いとして、“己自身が裁く”という手段を与えていると考えており、悪人にできる最後の罪滅ぼしの機会を与えているという認識をしている。
一方で、恐怖心や罪悪感を持たない相手には能力が効かない。
幼少期
政界にも太いパイプを持つ権力者である両親のもとに生まれ、恵まれた頭脳と外見を持っていた彼は何かを欲しがることはなかった。
幼い頃から大人たちに期待され、感動され、褒め称えられて育ってきたがそれが当たり前のことなのだと思っていた。
しかし、中学生になったある日、学校イチ優秀である彼は高等部の生徒から理不尽な暴力を受ける。
道理に反する理不尽に対処する力を持っていなかった彼は意識を失いそうになる寸前、こう願った。
――力が欲しい。理不尽な世界を矯正する、絶対的な力が。
そのとき、目を瞑ったまぶたの裏に、ヒトとも獣とも形容しがたい異形の姿が映しだされ“異能の力”を手に入れる。
この力を手にした彼は、世界の悪を正すことを決意し絶対正義の体現者としての道を歩むことになる。
黒須紘との関係
「俺と同じ価値観を持った存在。黒須なら、崇高な俺の使命を共に果たせるかもしれない」
自分に媚びへつらうわけでもなく、対等に理解してくれる――まるで友人のような初めての存在。
判を押したように繰り返し刷り込まれる、道徳観という名の理不尽に耐える訓練。そんなものに飼い慣らされていない、本当に必要なものを分かっている人間。
自分と同じ精神ステージに立ち高次元の存在でありながら、その環境に疑問を抱かない彼を見て引き入れるべきと考え共に悪を裁くようになる。
しかし、制裁を行っていく中で黒須の行動によって彼の計画は振り回されていく…
末路
ある時、映像に自分たちの姿が撮られたことにより制裁活動を控えるようになった神園だったが、黒須は神園を助けるために独断で制裁を行っていた。
そして、再び黒須の制裁現場が撮られた事により彼らの制裁はならざる能力ではなく人の手による純粋な犯罪だと批判されてしまう。
全てを狂わせた存在である黒須を消すことで“新たな神”として顕現し直すことを考え、過去に制裁を下した者を利用し黒須を始末させる計画に出る。
しかし黒須は人間を破壊することに慣れていたため返り討ちにしてしまう。
楽しそうに笑いながら人間を壊す黒須を見た神園はこう叫ぶ。
「お前は悪だ、法で裁かれるべき悪なんだ! 笑顔で平気で人を傷つけて……こんなの、異常だ!」
それを聞いた黒須は神園のことを本人と認識できなくなり、“神園クンに似た人”と判断し神園を制裁しにかかるのだった……
余談
イラストレーターである小田すずか氏のpixivFANBOXでは、神園零のラフ画と全身絵が公開されている。
また、遼遼氏のTwitterではクリーパーの歌詞が公開されている。