概要
ゲーム「禍つヴァールハイト」の発端を描いたTVアニメ。略称は「MWZ」
ZUERSTとはドイツ語で「最初」を意味する。
2020年秋アニメとしてTOKYO MX、WOWOWほかにて放送された。制作はKLab作品「LapisRe:LiGHTs」を手掛けた横浜アニメーションラボ。
あらすじ
魔物の活発化や犯罪の増加、民間人の重火器類の所持禁止決定などによりヴァールハイト帝国軍の影響が強まる中、新人帝国軍人・レオカディオは初任務に向かう途中、立ち寄った倉庫でイヌマエルという青年を手伝い、荷物の搬入を行う。しかしレオカディオが搬入した箱は帝国に反乱分子に見なされた密輸組織「ヘッドキーパー」が密売した武器が積み込まれており、イヌマエルは無実の罪で投獄されてしまう。
ヘッドキーパーメンバーは巻き込んだことに責任を感じてイヌマエルを脱走させるも、帝国軍とヘッドキーパーとの戦いが生じ、イヌマエルはレオカディオの義兄弟ザイツを死なせてしまう。
キャラクター
ヘッドキーパー
- イヌマエル・グラウナー
CV:阿部敦
本作の主人公で、通称:イヌ。
運送業で働いていたごく普通の人間だったが、ヘッドキーパーによる密輸に巻き込まれたことで運命が一変。巻き込まれ体質でヘタレな言動が見られるが、帝国領土の惨状や不穏分子の存在を知って腹をくくり、ヘッドキーパーに同行する。
- シャアケ・グートハイル
CV:花守ゆみり
ヘッドキーパー・アルノルトチームの紅一点となる魔道士。無愛想だが実は貴族令嬢で、国家転覆を企む不穏分子によって母が行方不明となったため組織に身を置いた。イヌマエルの言動に若干ふがいなさを感じているが、元々が一般人故巻き込んだことに申し訳なさも感じている。
- アルノルト・シュバルツ
CV:松田健一郎
イヌマエルが関わった密輸を実行したグループのリーダー。責任感と用心深さを併せ持つ。
- ベンジャミン・パヴァルト
CV:柳田淳一
通称:ベン。
心配性なため慎重な意見を口にすることが多い。
- イルマ
CV:長縄まりあ
ヘッドキーパー・帝都支部のメンバー。
見た目は幼いが大人びた言動をする。イヌマエルを気に入り、行動を共にする。
- エルフリーデ
CV:藤井ゆきよ
アルノルトチームとは別に、帝都に潜入し単独で諜報活動を行うメンバー。
- クラウス
CV:鈴木崚汰
- フリッツ
CV:新垣樽助
帝国
- レオカディオ・ヴェーラー
CV:小野友樹
本作のもう一人の主人公。
ヴァールハイト帝国軍第零捌小隊の見習い軍人。
彼の”余計なお世話”が物語の始まりなのだが、本人もイヌマエルもその事を知る由もない。
ゲーム本編のレオカディオと同一人物だが、ゲームのキャストは小山力也が担当している。
- ヘルマン
- CV:津田健次郎
帝国軍第零捌小隊隊長。丁寧な口調で柔らかい物腰に対して加虐的な性格で、イヌマエルがヘッドキーパーかどうかよりもむしろ自身の嗜好から執拗に付け狙う。
- コンラッド・ウィズダム
CV:興津和幸
レオカディオの先輩軍人。彼の兄貴分であるザイツとは親友同士。一見ひょうひょうとしているようだが実はかなりのキレ者。
- ザイツ
CV:佐藤拓也
レオカディオの幼馴染で兄貴分。シャアケを打ち取ろうとするもイヌマエルに刺殺される。
- ファウスト
CV:杉田智和
コンラッドの知人である科学者。若干マッドサイエンティストの気があるが、自分の研究が悪用されていることを知ってヘッドキーパーに協力する。
ゲームにも登場するがレオカディオと違いキャストは同じ。