概要
人間達に対し友好的な種族であり、あちらから襲いかかることは殆どなく、むしろ献身的で淑やかな性格もあって、夫を得て良妻賢母として幸せな家庭を築く者も多い。
ただし、魔物娘の例に漏れず極めて好色で、いざおっぱじめると精根尽き果てるまでとことんヤりまくる妖狐顔負けの性欲の強さも併せ持つ。
生息域はジパング地方の森林や山地に住む者のほか、人化の術を用いて人間社会に溶け込んでいる者もいる。
また、信仰心の篤い地域では豊穣や商売繁盛を司る「お稲荷様」として崇められ、そのままの姿で普通に生活している者も多い。
このような背景から、ジパングにおける農家や商家の男たちにとって稲荷を妻に娶ることは大変な栄誉とされており、ゆえに彼女たちを妻として迎えることができた男性はもれなく大成するといわれている。
基本的にジパングにのみ生息するが、別の大陸に渡ったジパング人が転化したケースの存在や狐憑きから稀に生まれることもあり、ジパング以外に住む個体も全く居ない、ということではない。
狐耳を持ち、個体ごとの魔力量に応じて九尾まで増え得る尾など、妖狐との共通点は多い。
ただ、妖狐と比べると性格は大人しく、魔力を周囲に発散する妖狐と異なり、自身が選んだ人間の男性にのみこれを注入するという明らかな違いもある。
なお、これは彼女達の魔力の扱いの上手さにもよるものでもあり、その魔力には妖狐のそれと同様に、相手の性欲をかきたてる効用がある。
ただの人間がこれを直接注ぎ込まれればひとたまりもなく、相手が男だった場合、彼女との性交を通じてインキュバスへと変化するのは時間の問題である。
また、妖狐と同様に稲荷から放出された魔力と欲望からも狐火が形作られる事があり、こうして誕生した狐火の性質も妖狐から産まれた個体との大きな差は無いという。
そのため「図鑑」では稲荷も普段は理性で強く抑えているだけであり、その内に秘める欲望そのものは妖狐のそれと本質的に変わらないと推測されている。
関連タグ
妖狐(魔物娘図鑑) 狐火(魔物娘図鑑) 狐憑き(魔物娘図鑑)