概説
竹を素材に使用した箒。
特に履き清める「穂」の部分を含めて総竹製のものを指す。
この場合、箒の穂は竹の枝先を束ねたものを使用する。
他にも、竹の節を薄く割いてヘラ状に整形した穂を用いた竹箒も存在する。
使い方
よく一般的な箒のように、「箒を掃く面に対して垂直に立てて掃く」人が多い。
しかしより効率的に使用する場合は、「箒を掃く面に対して寝かせるように添わせて掃く」のが正しい。
これは竹箒の性質上、穂先が草の穂の箒のように密集しておらず、チリや落ち葉を集めようにも隙間から零れてしまう。
逆に寝かせて接地面を増やすことで、効率よく広い面積を掃き清めることが出来る。
「竹」で出来てるから『竹箒』
和のイメージからか、巫女の小道具として描かれやすい傾向にある。
一方で「柄が竹製だが、穂が草か竹の枝の判別が難しい」ものが多く、その弊害か草箒と竹箒が混在しているようにも見える。
よりこだわるのなら、↑のイラストのように竹箒特有の粗く太い穂に着目して描くと良いだろう。