目次
[非表示]
概要
金属元素のベリリウムはこの鉱物の主成分の一つで、名前もこれに由来する。
透明度が高く美しいものは宝石とされている。ベリルは其々が持つ元素の違いにより、様々な色合いを持つ、異なる宝石として分類される。
緑柱石に分類される宝石
- ゴーシェナイト
- 無色~極淡い色合いのもの。発色元素はアルミニウム。
- エメラルド
- 緑。発色元素はクロム、またはバナジウム。色の淡いものはグリーンベリルと呼ばれ、加熱処理でアクアマリンへと変化させて販売される。
- アクアマリン
- 青。発色元素は鉄。ブルーベリルとも呼ばれる。
- ヘリオドール
- 黄。発色元素はアクアマリンと同じ鉄のため、アクアマリンと同じ場所で採掘される。ゴールデンベリルとも呼ばれる。
- モルガナイト
- 桃。発色元素はマンガン。宝石学の権威、G.P.クンツ博士が、スポンサーであったモルガン財閥の長、J.モルガンに敬意を表して命名。なおクンツ博士は、同じ桃色を呈する別の宝石、クンツァイトの名の由来となっている。ピンクベリルとも呼ばれる。
- レッドベリル
- 赤。発色元素はマンガン。非常に稀産。アメリカの宝石業界はこれを「レッドエメラルド」として売り出そうとして、各国業界に呆れられてしまった。ビクスナイトとも呼ばれる。