曖昧さ回避
- 鉱物の一種。本項目で記述。
- 『宝石の国』の登場人物。→レッドベリル(宝石の国)
概要
緑柱石(ベリル)の一種。独特の鮮やかな赤色はマンガンによるもの。
アメリカ合衆国のユタ州でしか採掘されないが、1カラットを超える大きさの石がほとんどとれず、鉱山はすべて閉山している。その上カットも難しいという非常に高い希少性を持っている。
大きくかつ無傷の質の良いカットされた石は合成石である可能性が高い。
1904年、鉱物学者メイナード・ビクスビーにより発見された、比較的新しい宝石。
ビクスビーは当初、発見者の権利としてビクスバイトと命名したが、ビスクビアイトというあまりにも紛らわしい名前の鉱物が先に存在していたため、レッドベリルと命名しなおした。
なおアメリカの宝石業界は、レッドベリルを「レッドエメラルド」と呼び、他国にもこれをコマーシャルネームとするよう主張した。要は「珍しいエメラルド」という売り方をしようとしたわけである。
しかしエメラルドそのものが緑色と言う意味であり、そもそもエメラルドとは発色成分が異なる別物であるため、このアメリカ一流のゴリ押し論法は、あまりの金汚さに各国の業界から失笑を買っている。
関連タグ
緑柱石の仲間