―1 物音や人の話を耳でとらえる。
・音・声を耳で感じ取る。聴覚を働かす。「音楽を―」。耳に感じたものから、それだと知る。
「あれは花子の琴の音(ね)だと―・いた」
・聞くことにより話の内容をつかむ。事柄を知るために話を聞く。
「講義を―」
・要求・命令・教えを承知する。
「親の言うことをよく―子」
- 2 答を求めて問う。たずねる。
「道を―」
- 3 【聞】酒の味をためし、または香(こう)をかぎ、その味・香(か)(の他との違い)を感じ取る。
「香を―」
「聞く」という言葉には【物事を深く吟味する】という古い時代の意味が存在するため、そこに由来する。香道では『香を嗅ぐ』という表現は下品とされているので、『香を聞く』という。