概要
声:日髙のり子
本作の主人公で小学6年生の女の子。草壁家の長女。早起きして家族の弁当を作ったり、妹の草壁メイの面倒をよく見たりするしっかり者。ワガママを言うメイを母代わりによく叱るが、両親に劣らぬ人一倍の妹思いでもある。運動が得意で勉強も出来、礼儀も弁えている人当たりの良い優等生。(ただし同級生のカンタのことは第一印象が最悪だったこともあって、当初は嫌っていたようである。もっとも傘を貸してくれた一件以降は、喧嘩友達のような関係に改善された)
衣装は黄色の半袖の夏服と赤い吊りスカート(色彩にズレがあったのかオレンジ色にも見える)、青いズック靴を履いている。後半はレモン色のノースリーブワンピースと白サンダルを履いていたオシャレさんでもある。雨の日のバス停留場のシーンでは長靴を履いていた。普段は「母親が病気でいないので、自分が母親の代わりを務めなければ」と気を張っている為、前述の通り年に見合わずやたらしっかりした描写が目立つ。しかし、母親の一時退院が延期になった際、事情を理解しないメイを感情的に怒鳴りつけたのをきっかけに、ため込んでいた不安が爆発し、姉妹の様子を見に来ていた隣のおばあちゃんの前で「お母さん死んじゃったらどうしよう」と泣きじゃくる年相応の素顔を見せた。
事実、終盤で母親からは一番我慢させてしまっていると申し訳なくさせていた。
(今で言うところのヤングケアラー状態だったのでしっかりしていたのも、無理をしていた可能性も高い)
エンディングで母親が無事に退院したことから、母親の代役から解放されたこともあってか木登りしたり男の子達とにらみ合いするなど活発な一面を見せるようになった様子。
『となりのトトロ』は昭和28年を舞台にしているとされているが、逆算するとサツキは昭和16年生まれということになる。宮崎駿監督と同い年である。サツキの人物像には、病弱な母にかわって家事をひきうけ弟たちの面倒を見ていた宮崎監督自身の少年時代が反映されているという。
更には同じ昭和中期を舞台にしたジブリ別作品のあの子とも同い年。サツキも戦火を目撃した記憶はあるのだろうか。
当初は10歳の小学4年生という設定だったが、あまりにしっかりしているので12歳の小学6年生に変更された。
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近藤勲:公式でサツキ推しである。