は、はなの はなのちょうびれふ
概要
『とある暗部の少女共棲』に登場する人物。
長い黒髪を三つくらいの束に分け先端の方だけ縛ってまとめた、雰囲気として猫よりかはずぶ濡れのチワワの様に震えている。
暗部の人間であり、アイテムの追加メンバーとしてお試しで加入した。
ちなみにレベル0の無能力者である。
性格
常におどおどと涙目を浮かべる気弱な少女。
強気な麦野にビクッと怯えていたり、暗部の所業に呻き声を出したりと、一見すれば場違いな性格だがマンションのセキュリティロックを即座に突破してアイテムの面々と合流する手際の良さや、情報源のおっさんを拷問する際も「これはあなたのためでもあるんですから」といつもの様子で淡々と行うなど暗部らしさがある。
能力
変装と潜入の専門家。
対象の顔や姿のみならず、指紋や歯型、眼球や血液型、体臭すら同一化させる。口調や声色も真似て、あらゆるセキュリティを突破出来る。
当然、髪型も自在に変化させられる様にウィッグを着用している。
つまり本人は坊主である。
辛い物に含まれるカプサイシンで唇が浮腫むことを恐れ控える傾向にある。
作中の行動
当時『アイテム』が3人であった事もあり、上からの指示で一時加入した(前日に絹旗最愛を研究所から拉致ってきたので実質5人目)
参加者の生命保険を担保に殺し合いをさせる格闘大会「コロシアム」の運営者を潰すため、会場である図書館に潜入する。
そこでアイテムを名乗る集団が八〇〇億分のマネーカードを所持していることに驚き声を出してしまう。
そのまま交戦に移行してしまい、麦野の指示で滝壺を守りながら脱出を試みる。だが追い付かれ体を張って滝壺を逃すことには成功するも、自身は囚われてしまう。
約一週間、着替えさえ出来ずユニットバスの様な空間に幽閉され麦野たちが救出に赴くも、ダミーの拠点に奇襲を掛けてしまい華野の命運も尽きようとしていた。
だがフレンダから貰った液体爆薬を炸裂させ鰐口鋸刃、井上ラスペツィア諸共自爆する。
これによってアイテムの面々は本気で激怒し、残った女貞木小路楓へ全力で報復に赴いた。
関連タグ
実は華野超美は生きており、正体はアイテムへ指示を送っていた「電話の声」の女である。
レベル0は能力を使えないという定説を逆手に取り、大人だから無能力者でも不自然ではない学生に扮してアイテムと接触した。
その際、アイテムと連絡を取っていた「電話の声」はダミーであり、後に麦野に粛清されている。
彼女がアイテムに入った理由は、もう一つのアイテムが手広く金をばら撒き過ぎて『暗部』の汚い大人達とコネクションを作ってしまう前に処理するため。
その火蓋を切るため潜入中、わざと声を上げ存在を気付かせたり、自身が死んだと偽装することで麦野達の怒りを煽った。