CV:花江夏樹
概要
主人公ファルマ・ド・メディシスの転生前の人物である。31歳の日本人男性で、日本の国立T大学大学院の薬学研究科で准教授を務める薬学者だった。
幼少期に脳腫瘍を患った4歳の妹・ちゆを2年間の闘病の末に亡くしており、それがきっかけで多くの人々を救うことができる薬を創ることを目指して医者として働いていた。しかし過労に限界が溜まって急性心筋梗塞を発症し、志半ばで急死する。
ファルマに転生した後は、誤った治療法が蔓延している異世界を生前の薬学の知識を活かした治療法により大きく変えていく。
『異世界薬局』終盤及び『TOKYO INVERSE -東京反転世界-』の設定
薬谷完治の元居た世界は、高山理図の過去作品の設定を引き継いだ「東京反転世界」という異世界である。
物語開始時点では「西暦20XX年の日本」と表記されていたが、薬谷完治の生年月日は2017年9月24日で、死亡して転移したのは2048年。
現実の日本と似て非なる世界のため「令和」という元号を知らない。
落雷に打たれたファルマ・ド・メディシスの精神は、10歳の薬谷完治と入れ替わる形で転移しており、さらに別の時間軸へと派生していく。
関連タグ
竈門炭治郎…中の人繋がりその1。あちらにも妹がいるが、あちらはあらぬ形で生きている妹を救うために行動するという点で異なる。
新川恭二…中の人繋がりその2。同じく医療関係の人物。しかし、ここでは割愛させてもらうが、(あらゆる要因があったとはいえ)薬谷完治から見れば、絶対に許さない事をしている点で違っている。(リンク先参照 ネタバレ注意)