概要
2022年にリリースされたCupheadのDLCに登場するキャラクター達で、「闇の酒蔵ブギウギ」のボスでもある。
そして倒すと「蒸留の生地」という地下で発酵させた小麦粉(DLC版ではそれぞれのボスにDLCのストーリーに必要な材料を持っており、その小麦粉がそのうちの一つ)を入手することができる
このボスキャラクター達は、洞窟を根城に密造酒を密輸入しているギャングチームのことであり、それを取り締まるためにアリの警察隊が洞窟に入って、ギャングvs警察隊の抗争に発展しており、プレイヤーであるカップヘッド&マグマン兄弟及びDLC版から実装されたチャリスはその抗争に巻き込まれる形となっている。
このボス戦では、これまでのCupheadとは違い、演出も異なっており、特に最後のある演出が多くのプレイヤーを混乱させている。
また、このボス戦の中にはかつての没となったものが含まれている。
ギャング
クモ
"One-two punch, you and da cops are eatin’ dirt. Bingo bingo!"
「ワン・ツー・パンチで大当たり!アリのポリ公どもとクサい飯を食らいな!」
最初に戦うボスキャラクターで、虫魂トリースカ組の幹部に当たる存在である。
クモは手下のハエを呼び出したり、爆弾を設置したり、芋虫を蹴り飛ばす攻撃を行うため、このクモとの戦いで、多くのプレイヤーはそこで苦しんだことがあるでしょう。
ちなみに倒すと落下して、糸で次のボスであるホタルを登場させてそのまま落下していく。
ちなみにクモのデザインは元々、Cupheadで「ジャイアントスパイダー(Giant Spider)」というクモのボスキャラを計画していたが、Cuoheadがリリースまでに間に合わなかったために没となったが、デザインを改めた状態で、今のこのクモとして採用された経緯がある。
Youtoozのフィギュアによると名前はCharlie Left Legs(チャーリー・レフトレッグズ)。
ハエ
厄介な雑魚で、主にクモの手下として登場している。
ちなみにクモが召喚する時に電話をするのだが、その電話の相手は間違いなく、ハエである。
また、アリクイ戦にも登場しているが、警察隊のアリとやり合ってる最中にアリクイの舌にアリと一緒に巻き込まれている。
芋虫
ボス戦が始まる前にすぐに逃げた様子から相当臆病な性格をしているが、クモに見つかっては蹴り飛ばされるというある意味可哀想なキャラである。
この芋虫の存在がプレイヤーにとってはハエと同じく厄介な存在である。
ホタル
"This dance is over, there’s no excuse…you couldn’t handle the giggle juice."
「ダンスはすんだ…しなをつくるのもなし…イスですでに泥酔だものね。」
クモの次に戦うことになるキャラクターで、実はクモとは夫婦の関係らしい…彼女本人は踊っているだけで何もしないのだが、このホタルとの戦いでかなり苦しむことになる。
というのも、ホタルは真ん中の足場に踊り、その真ん中の足場に蓄音機を置き、そこから流れる音楽の五線譜を回転させてくる攻撃を行うからで、五線譜は徐々に色を変え、赤くなった状態でダメージを与える仕組みだった。
これはかつて、Cuoheadで計画された没データだったが、それがこのDLC版でホタル戦に使われた。
しかも没データでのボスは「ライト(light)」と呼ばれたキャラクターだったが、ホタルは英語で「ライト・バグ(Light Bug)」とも呼ばれることがあり、英語でも「ライトバグ(Light Bug)」として使われたことから、意図的にホタルを採用したと思われる。
樽
虫どころか生き物ではなく、手と足が生えたただの樽で、おそらくホタルの手下と思われる。
ホタルが真ん中の足場で踊っているため、上と下の足場にプレイヤーを妨害するために現れる。
ちなみにボス戦が始まる前に座っていた樽がホタルのお尻に当たって落ちてしまった。
この樽を追いかけて、アリの警察隊も現れるため、ハエと同じように厄介な存在である。
アリクイ
"One thing dis nose knows is, youse cups gonna be pushin’ up roses!"
「バラバラのカップにはバラの花がお似合いだぜ。鼻向けに飾ってやるよ。」
虫ではなく、哺乳類である。
上と真ん中の足場の一部を破壊し、上、真ん中、下から左右の画面端から口(デザイン上では鼻)が迫ってきて舌を伸ばして攻撃したり、手下や警官を捕食して丸めた弾(弾をよく見るとハエとアリが取っ組み合っている)を飛ばしてくるし、しかも舌にしかダメージを与えれず、舌の動きも速いため、速く倒したい場合はなるべく舌を狙って打つ必要がある。
なお、ここでアリクイに関する話をするが、Cupheadでのアリクイはデザイン上では鼻になっているが、鼻から舌が出ているのに、口の方にも舌があるという現実のアリクイとは明らかにおかしなデザイン(これがアリクイだと知らない人からすると、中にはゾウ又はマンモスのような顔に見えてしまう人も…)になっているが、これは「Ants in the Plants」という1940年に公開されたアニメがあり、そこにはアリクイの元ネタと思われるアリクイのキャラクターが登場しているが、このアリクイのデザインもやはりCupheadでのアリクイとほぼ同じデザインである。
ちなみにこのアニメではアリ達も登場しており、このアリ達がアリの警察隊の元ネタであると思われる。
カタツムリ
"Surprise! Forgetting about da boss ain’t wise."
「じゃっじゃーん!主役は遅れてやってくる!」
虫魂トリースカ組を仕切るボスであり、ボス戦が始まる前に手下のハエに捕まって避難していた。
このカタツムリがステージ「闇の酒蔵ブギウギ」でプレイヤーに最も混乱を与えた存在である。
このステージおよびボス戦でのみカタツムリ自身がアナウンスをしている。
ホタルを倒した後に巨大なアリクイと共に登場し、アリクイの帽子の中に隠れている。
そしてアリクイを倒した後に蝿取り紙でできたフェイクの垂れ幕を流してプレイヤーに混乱を与えていた。
また、カタツムリは常にメガホンを持っており、そのメガホンで攻撃をしてくるが、カタツムリ自体がかなり弱いため、苦戦はしない。
そしてカタツムリを倒すと、本物のナレーターが咳払いをした後に「ノックアウト!」と言っている。
警察隊
アリ
ギャングたちを捕らえようと追いかけたり、殺虫剤の煙を飛ばして攻撃してくる(実は殺虫剤はクモに狙ってやっているが、運よく当たればダメージが入るが、当然ながらプレイヤーにも当たればダメージをくらう)厄介な存在であるが、あくまでもギャング達を逮捕しにきたので、むしろプレイヤーがアリの仕事をほぼ邪魔をしているようなものである。
しかし、アリ達がギャングのハエ達とやり合ってる時にアリクイの舌に巻き込まれてしまう。