概要
印を捺すために自らの血液を用いて行うこと、および、その行為によって捺された印のこと。
自らを傷つける必要があるという点や血液自体に特殊性がある点から、決断の重さや意思の強さを証明する意味合いがある。そのため、一揆などにおける「連判状」や神仏に誓って行われる「起請文」に用いられている。
ちなみに、捺印に朱肉が用いられる理由の一つに「重要な約束などにおいて生贄の血液を用いて捺印していた」こともあるとされている。もっとも、現在まで赤が使われるのは、単純に「赤が縁起のいい色だから」というのが大きいが。
ただし、イラストとしては捺印がされているのではなく血痕が付いているだけのものばかりである。
関連する言葉
ダイイングメッセージ:創作では自らの血で書かれることもよくある。(血判のような意味合いは無い。)