概要
出自
桜花は不死身(天野江)の一族である礼花と、由緒正しき四季家の当主である凍夜の間に生まれた3番目の娘。
要は礼花が地球防衛軍に所属していた頃の彼女の直属の部下だった父・柊修二と、その妻の間の一人っ子。父は戦死していると明言されているが、母がどうなのかは現在のところ不明である。
出会い
単刀直入に言うと、敵同士。それも、犯罪組織としてのご対面である。
ただ、新世界計画(冥界側)に乗じた暗殺計画を阻止、そのまま裏切って計画を滅茶苦茶にしてやろうという利害の一致があったため、敵意はない。
お付き合いまで
精神を司るアクアオーブを手に入れて、パトの精神を取り戻すことに成功した一行。
桜花はかつてないほど激しい戦いを繰り広げたため、数日間ずっとベッドで横になっている必要があったのだが、そんな桜花を要は毎日のように看病していた。たわいない会話をしている中、要は顔を赤らめたりするなど…。これは完全に脈アリである。
そして時が進んで約2ヶ月後。
2人が霊夢や魔理沙達と鍋を食べたりすることはもはや日常と化し、同棲生活にも慣れてきた頃。
要はいつものように霊夢・魔理沙の看病を……することはなく、桜花と一緒に少し離れた湖までリラックスしに行った時。
物凄くいい雰囲気の中「俺にどこか不満とかあったか」「桜花に迷惑をかけていないか」と気に掛かっていたことを尋ねるが、桜花はむしろ「凄く頼りになってます」「これからも一緒に頑張ろうね」と非常に好感度の高い旨の発言をする。
要はそんな桜花に対して、(俺に度胸があればな)と心の中で嘆いた。
ちなみに、その時の要はいつも桜花のことを意識しているらしく、本当に桜花のことが好きであることが窺える。
その後とうとう「悪いな、度胸がなくて」と遠回しに告白したいと言っているような発言をかますが、桜花は要が自分のことを好きであることに気付いていたらしく「わかってるから私は慌ててないよ」と返す。
これには要も驚き、思わず「え?」とこぼしてしまう。
ちなみに会話の内容はこちら。
「悪いな、度胸がなくて」
「わかってるから私は慌ててないよ」
「え?」
「言ってくれたらそれが一番だけど、こうやってずっと私のことを思ってくれるのも充分な答えだと思ってるから」
「お前…本当にいい女なんだな」
「今頃気づいたの?でもいつかは口で聞かせてね」
「言われるまでは私は要君の物にはなれないからね」
「わかってる、いつまでも待たせはしないからな」
「ふふふ、もう答えみたいなもんなんだけどね」
「そうだな、メンドクサイな、俺たち」
全オタクが泣いた瞬間である。
その後桜花は先に帰った(要が居残った)が、その時に要は
「お前にちゃんと気持ちを伝える」
「俺の傍に居てほしいって」
と、決意表明をした。
晴れて
2.5幕 七曜の魔女 篇では、晴れて恋人同士になった二人。
1話目からすぐに寝起きドッキリを日常的にしているというイチャイチャ度を見せつけられ、戦慄した視聴者も多いだろう。
他にも、魔女たちから意識を逸らして集中するためとはいえ戦闘中に相手に急接近したり、やはりどこかズレているような様子が垣間見える。
ご両親に報告
3幕、WCBTのエントリーのために要と実家に帰った桜花。
礼花は要を見るなり「そこの彼は桜花のなに?」とからかいムード。本当に彼氏だったがそのまま受け入れてくれた。応援してくれるようだが、問題はもう1人である。
要はついに凍夜とご対面。凍夜は、要が3年前の大火災の行方不明者であったため喜んでいたが、直後に桜花の彼氏であることを知り驚愕する。雪花のときのように化石っぷりを見せて怒るのかと思いきや、
「同棲してる」「もう二人共結婚できる年齢」「付き合ってから結構経ってる」「婿養子として跡を継いでくれるかもしれない」など桜花が先手を打つ。これには凍夜も首を縦に振るしかなく、「家系のためだ!」と無理やり自分を納得させるかのように叫んでいた…。
余談
最初にも述べたとおり、桜花は不老不死の一族で要は一般人である。そのためいつかは死別の時が訪れるであろう。
それは凍夜と礼花にも言えることである。
別れがいつか訪れるという不老不死×一般人特有の切なさに心を惹かれ、この2組をこよなく愛する人は一定する存在するようだ。