「恐ろしいならば、なおさら目を背けるな。全てを受け止め、支配しろ。」
CV:大友龍三郎
概要
本名、経歴、目的、その全てが一切不明。
突如として姿を現し、その圧倒的な強さによって、瞬く間に世界に名を轟かせた豪雄である。
その容赦のない戦いぶりから、いつしか彼は『覇王』と呼ばれるようになる。
彼が纏う真紅の衣は、犠牲になった者の返り血とも言われている。
領地は霊峰ヴァッケルの北部、ヴェイリール。超のつく僻地で「街でさえない、ならず者の巣窟」といわれている。
レムナントを巡る戦いの中で、主人公ラッシュと敵対する。
その強さに惹かれた多くの人間により「覇王軍」が結成されており、今や世界における一大勢力ともなっている。
直属の部下にロエアスとカスタネア、また精鋭『七人衆』が居る。
巨大な城門を素手でぶち破るなど肉体能力からして滅茶苦茶。オーガか。
人物
容姿
2mを越す大柄で筋骨隆々の体型に金髪]の長髪、彫りが深く精悍な顔立ちをし、口元を覆う髭を蓄えた壮年男性。
性格
人を人とも思わぬ冷血漢だが、これはそもそも人など端から眼中に無いため。そもそも価値観が大きく違う。
その一方、目的のために軍を結成、人材の引き抜きも行い、計略も駆使、対話や交渉という手段も選ぶし、協力者が居れば喜んで応じる、レムナントに関わる事ならば会話にも応じるなど野蛮ではなく極めて理性的。
あらゆる意味で、目的のために手段を選ばない。
正体
以下ネタバレ注意
その正体は、自我を持ち、レムナントの管理者たる 人型レムナント 。
本来その役目を負うはずだった人型レムナントラッシュ・サイクスが普通の人間として育てられ、責務を忘れてしまったために、やむなく代行。
レムナントが人に好き勝手に利用される現状を憂い、レムナントを「解放」すべく、母体エリュシオンの最深部を目指し行動を開始する。
活躍
アスラムに単身侵攻、エマ・ハニウェルを殺害し、ヴァレリアハートを強奪。ほかにも各地のレムナントの数々を奪取。
竜城ナーガプールを壊滅させ、領主であったエルマイエン公を人体実験に使った挙句用済みになれば殺害。
さらにはレムナントを「解放」した結果、レムナントが人を食い殺そうがお構いなし。
Reinforced
そしてレムナントの解放を阻もうとする主人公たちと、エリュシオン「聖地」にて交戦。
忠臣・ロエアスとカスタネアを倒すと援軍として覇王が登場。決戦となる。
本作のラスボス。毎回ラスボスが鬼畜なサガシリーズの系譜を継いでいるだけあって悪夢のように強い。
どんくらい強いかっつったら、特に育成無しで挑めば 覇王が一発殴るだけでこっちが即死するレベル 。鬼である。
能力
直線範囲攻撃の「エイベル衝撃波」
単発超高火力の「一撃」
全体高ダメージの「ブラックアウト」
各種状態異常付き全体大ダメージの 「シポウルスポール」
全体特大ダメージの「フェイタルエクリプス」
といった凶悪なスキルも多数搭載し、しかもダメージは全ていちいち即死級。
特に「フェイタルエクリプス」は増援時に必ず先制で放ってくるため、体力が低い場合0ターンで全滅の可能性もある。
そしてHPが半減すると、強化スキル 「鬼人」 を使用。
直後、一度だけ 最強の全体攻撃魔法 「クリムゾンフレア」 をパなして来るため、体力が減っていると再び一瞬で蒸発する。
「一撃」「エイベル衝撃波」の代わりに必中&即死のユニオン攻撃 「断殺」 、
特大ダメージユニオン攻撃 「封印」 、
特大ダメージ全体攻撃 「武神の一撃」 が追加され、
それぞれ一回限りだが、
1ターンに5回行動出来るようになる 「オーバードライヴ」 、
3ターンの間回避率が100%になる 「フォトンフィールド」 も使用して来る。
体力も非常に高く、瀕死状態に突入したと思ってもなかなか死なず、最後まで気が抜けない。
と、ただでさえ強いのに条件によってさらに強化。
まず攻略度合いによってステータスが変化。
特定の条件を多く満たすほど、
Rank1 Infamous(初期状態)
Rank2 Notorious
Rank3 Vicious
Rank4 Sinister
Rank5 Malevolent
Rank6 Villainous
Rank7 Nefarrious
の高ランクに移行。
「 全てのクエストをクリアする 」と他の条件に関わらず、強制的に最高ランク、「''真・覇王(Rank8 Diabolical)''」に変化。
ステータスから技まで軒並み強化され、生半可な育成では地獄と化す。
加えて、レムナントの状況によって使用スキルが変化。
ブリムスラーブス紛失で 「封印」 (上記)
ブルーエルフ紛失で 「アビスゲート」 (特大ダメージ・魔法全体攻撃・即死)
トウテツ紛失で 「トウテツ【覇】」 (大ダメージ・魔法全体攻撃)
エメス・タグ紛失で 「デルタ・ペトラ」 (特大ダメージ・魔法全体攻撃)
ナムル・ニラムを回収していないと「契約解放」 ナムル・ニラム召喚
ロブオーメンを回収していないと「契約解放」 ロブオーメン召喚
が使用技として追加される。
全体大ダメージのオンパレードだけでも脅威だが、
召喚レムナントは双方とも大幅な強化を受けているため、召喚スキルはもっと厄介。
ただ真・覇王の出現条件を満たしつつ搭載できるのは「封印」と「アビスゲート」のみ。
全盛り真・覇王との戦闘は不可能(したければRank7止まり)なのが残念だが、
全体特大ダメージ+ランダム即死 というチート技「アビスゲート」だけでも十分脅威。
最強の覇王と戦いたければクシティの兄貴には犠牲になってもらおう。
余談
近年ありがちな「ラスボスより強い裏ボス」とは全く逆の「裏ボスに劣らぬ存在感を放つボス」であり、
さらに攻略方針によっては「鬼畜な裏ボスよりもさらに鬼畜な真のラスボス」ともなる覇王。
驚異的な中毒性と難度を誇る本作に相応しいラスボスと言えるだろう。
…まあ、結局DLCでさらに鬼畜な敵が追加されてたりするのだが。
ちなみにその中には覇王の亜種「白き覇王」も混じっている。完全攻略を目指すなら是非倒しておきたいところである。
あともっと強いのが良ければPC版の乱殺マニアクスおすすめ。
前半の勇壮な専用BGM『Nisus』、
「鬼人」後の緊迫感を煽る『Schismogenesis』はそれぞれ非常にマッチしており、また曲単体としても評価が高い。
また、条件を満たすことで前半戦優勢時の”あの”BGM、『Reversal!』が流れる。
(本来は後半戦優勢時には『Turn the Tide』が流れる。そもそもラストバトルのBGMまで変わるというのは大変めずらしい。)
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
ラスボス 悪のカリスマ チート 最強 鬼畜 初見殺し 勝てる気がしない どうあがいても絶望 悪の美学 必要悪