概要
アリス・マーガトロイドのスペルカード。アリスが人形を巨大化し、人形が浮遊しながら両手に持った2本の剣で十文字斬りを繰り出す耐久スペル。時間切れになると爆発を起こしながら自壊する。ゴリアテ自体は強力なのに時間制限付きなのは試験型故か。
- 試験中
- ゴリアテ(Goliath)
アッカド語で破壊者を意味するGuzaliに由来するとされる人名。英語読みは「ゴライアス」。
旧約聖書のサムエル記上17章に登場するガテ出身のペリシテ人兵士。身長は2m強もしくは3m弱の巨漢だったとされる。小さな石が原因で倒される(後述)。
転じて、巨人(または規格外に巨大なもの)を指す。
例えば『天空の城ラピュタ』で、ムスカが乗っている飛行船艦。飛行石が原因で破壊される。
余談だが、第二次世界大戦中のドイツでは全長1.6メートルほどの小さなリモコン操縦式対戦車自走爆薬に「ゴリアテ」があったが、これは敵の混乱を誘うための暗号名だった。他にもドイツでは全長10メートルの巨大戦車を「マウス」と名付けるなど情報の隠蔽を行おうとしていた。
ゴリアテの身長
ゴリアテの身長はマソラ本文では6.5キュビト(2.97m)、七十人訳聖書では4.5キュビト(2.06m)とされ、
解釈が分かれていたが、原語である前者を尊重し長らく6.5キュビトとする説が主流だった。
しかし、新たに発見された死海文書のサムエル記断片において4.5キュビトとされていたことから、
現在では本来4.5キュビトであったものが後世に誇張されたとする説が有力である。
ゴリアテの血統
ゴリアテの兄弟ラミ(歴代誌上20:5)は、ガテで巨人(ラファ)から生まれた者だとされる(歴代誌上20:8)。
ガテはアナク人の生き残りが住む町とされており(ヨシュア記11:22)、アナク人はネフィリムの子孫だとされている(民数記13:33)。
これらのことからゴリアテはネフィリムの末裔であると解釈する説もある。
ネフィリムは神の子らと人間のハーフ(創世記6:4)。
旧約聖書偽典の第一エノク書において、ネフィリムはグリゴリと呼ばれる堕天使と人間のハーフで、
身長は3000キュビト(1,350m)に達する巨人であったとされる。
サリエルは20人いるグリゴリの指導者のうちの1人。
ゴリアテは羊飼いの少年ダビデ(デーヴィド)の投石を額に受けて倒れ、自らの剣で止めを刺された後、首をはねられた。
かの有名なミケランジェロの彫刻「ダビデ像」は、この巨人ゴリアテに立ち向かうダビデ少年が石を投げつけようと狙いをつけているシーンがモチーフになっている。
後にダビデは古代王国(イスラエル)の王となる。この逸話から体の小さい者が大きい者を倒す比喩に使われたりする。
番狂わせを意味する俗語「ジャイアント・キリング」の元ネタの一つ。
ゴリアテ人形の大きさはアリス宅の尖塔の高さをも上回る程である。
これはミッシングパワーを使用した萃香より明らかに大きい規模である。