概要
稗田阿求は、この能力をもつことを受けてか星のことを「財宝の妖怪」とも評している(『東方求聞口授』)。
非常に縁起が良いため、人間からの命蓮寺人気向上に役立っている。
しかし命蓮寺は「寺」という、諸々の執着からの脱却と清貧を尊ぶ場所でもあるため、富への欲求と必ずしも相容れるものでない。
そのため住職である聖白蓮が、星にあやかろうという目的で寺を詣でる人間を抑えるような説法をするというのが「 命蓮寺の日常の一つ 」となっている(『求聞口授』)。
この他、この能力の恩恵からか、星を信仰することで富をもたらしてくれるらしい。
加えて「 星を描いた絵を枕の下に入れて寝ると、良い夢を見られる 」効果もあるという。
ただしこれについて阿求は、ナズーリンのことを考慮に入れた上で別の目的があるとも記述している。
宝塔
星本人の能力に加え、彼女の所持する宝塔(毘沙門天の宝塔)もまた「財宝」にまつわる性質を持つ。宝塔はレーザーを照射することができ、このレーザーが土に照射された場合その土の成分や組成を変質させて宝石に変えるという性質を持っている。
星自身も、この宝塔を用いる事で金銀に類するような「財宝」を「生み出す」事ができるのである。
なおこの原理についての解説は、阿求によれば八意永琳による(『求聞口授』)。
Pixivでは
pixivでは、文字通りの「財宝」に溢れる星などが描かれている他、必ずしも物理的なものに限らない、代え難い「財宝」に満たされている様子も描かれている。