概要
『あおざくら』の主人公。東京都調布市出身。東京都立調布木多高校卒業。4月12日生まれ、身長170cm、体重62kg、血液型B型。
家族は両親と妹
第1大隊、小付経験者。
交流会は儀仗隊、アカシア会に所属。
漫画・アニメ作品の主人公では珍しい大の勉強好きで、高校時代は進学校内トップの成績で早慶への進学も狙えるほどのエリートである。また、実家が料理屋『近藤食堂』であるため、料理も得意である。
お金に関してシビアな一面も。
実家の定食屋が再開発で廃業することになったため一般大学への進学は断念。担任から受験料、入学金、学費が無く手当も貰える防衛大学校を紹介してもらい、幼馴染の桂木吾郎(ごっちゃん)からの声もあり、そして何より「誰かの為に、そして自分の為に、でっかい事をしたい」という思いも重なり防大への受験を決意、合格を果たす。
防大に進学した近藤は、対番を務めることになった松平容介や、様々な目標を持つ沖田蒼司、原田忠、武井寅明といった仲間と出会い、部屋長の坂木龍也やサブ長の西脇鷹史たちに上級生からの厳しい指導の下、防大での生活を始める。この過程で原田の脱柵未遂や武井が発端となったヘルウィーク、沖田の世話などを解決に導き、このことで部屋長の坂木に評価され、中期にて小隊学生長付に任命される。以降は土方俊明の挑発や上級生からの呼び出しに耐えながらも小付の任務をこなし、開校記念祭の棒倒しでは、性格が多少軟化した土方との連係プレーで第1大隊を優勝に導いた。逆に土方は、近藤が内恋疑惑騒動以降防大生としての自覚が欠如していると厳しく指摘し、近藤が防大生としての自覚と再起させるきっかけを作っている。
元々勉強を重点に行動していたためか運動が苦手で、特に夏季定期訓練ではカナヅチであることが判明したが、こちらは坂木の妹・岡上乙女との特訓で乗り切っている。
また、肝試会以降は幽霊が苦手という設定が加えられた。
ヒロインとの関係
あおざくらのヒロインには、幼馴染の松井常代と防大の同級生の岡上乙女がいる。
松井は周囲から近藤の彼女と思われているが、本人や近藤はそれを否定している。しかしながら、近藤が「忙しいから帰れそうにない」と言ったにもかかわらず、近藤が(指令外出とはいえ)ナンパをしていたのを知った際には激怒したり、(近藤の夢の中とは言え)松井が風邪を引いた近藤に茶碗蒸しを食べさせる、近藤が桂木に論された後に自分が守りたいものを考える際に松井に注目する、開校記念祭で男性(後に友人の彼女と判明)と2人でいるのを見て動揺するなど、単なる幼馴染では無いようである。
紆余曲折を経て2学年中期終了後、松井からの告白に返事をしたことで正式なカップル(婚約者)となった。
岡上乙女は坂木部屋長の妹で(その事実は防大内では坂木の同級生と近藤にしか知られていない)、「兄に恥をかかせない」という理由で近藤を儀仗隊への入部を勧めたり、近藤のカナヅチを克服させたりと、何かと近藤のサポートをしている。
この過程で近藤は岡上に好意を抱くようになったが、岡上自身も近藤を遊園地へ(携帯を貸したお礼の名目で)デート(?)に誘う、風邪を引いた近藤を見舞うためにわざわざ部屋に忍び込んでお見舞いのスポーツドリンクを差し入れる、近藤が合コンに参加したのを知った際は幻滅するなど、近藤に若干気があるような節が見られる。ただ兄の坂木がシスコンであり、近藤に岡上に手を出さないよう言っているため、この2人のカップリングの成立は難しいと思われる。
防大は内恋するべきでない場所であるが、前述の通り近藤が岡上に気がある描写があり(それも、松井にも好意を抱いている節があるにもかかわらず)岡上が近藤を食事(本当は進路に関する相談)に誘った際は、内恋するべきでないという風潮を忘れて岡上との約束を楽しみにしてしまう(さらに坂木の反応に怯えつつも、告白されるかもとまで考えていた)。結果、周囲への注意が欠如してしまい、2人が出掛けたことがたちまち防大中に広まったことで内恋疑惑騒動に発展、近藤は岩崎たち同部屋の先輩たちにツメが甘いと失望され、さらに坂木にも「岡上と仲良くするのを期待するあまり周囲への注意を怠った結果、面倒な騒ぎが発生した」として徹底的に叱られてしまう。最終的に内恋疑惑騒動は武井の機転により収束したものの、岡上は近藤との相談の過程で、彼に本気で惚れてしまったようである。以後、二人の心境はどのように変化して行くのも注目されていたが、2学年カッター協議会以降、岡上は近藤の幼馴染ヒロイン松井と友達になり、近藤と松井の仲を応援する立場へとシフトしていく。
近藤松井が正式に付き合うこととなり、それを知った岡上の気持ちは成人式の回で描かれた。