遠野さん
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とおのさん
「遠野さん」(とおのさん)とは、「藤代健」による漫画作品『ながされて藍蘭島』に登場するキャラクター。メイン画像右下。
藍蘭島に住む河童の一人で、一人称は「あちき」でラフな口調で喋る。わかりにくいが女の子。
梅梅が「遠野サン」と呼ぶので、皆から「遠野さん」とさん付けで呼ばれるようになった。
元は島の外に200年間封印されていた妖怪であり、梅梅が旅の最中に封印を解かれるも、彼女が目覚めた現代には同族の河童はすでに住めない環境となっており、仲間と綺麗な水を求め彼女の旅に同行していたのだが、2人とも藍蘭島に流れつき、島のきゅうり畑を荒らす怪物とされていたが、島民の仲間になった後は二人して水車小屋に暮らつつ、きゅうり畑で働くようになる。
天然ボケ気質な梅梅のツッコミ担当となったりと仲は良好。
かなり喧嘩っ早い性格でその腕っぷしはぱん太郎(東のぬし)に勝つほど。
他には頭の皿から強力な妖気を撃ち出す「河童波(かっぱっぱ)」という必殺技を持っている。ほかに、相手に雷撃を落とす「河童雷(かっぱらい)」、歯のすき間から高圧の水弾を撃ち出す「河童銃(かっぱガン)」、皿の周りの髪を高速回転させ切断やヘリのように飛行を行う「河童刀神(かっぱカッター)」という技もある。また河童の腕は左右が中でつながっており、右手側を長く引っ張り出しての「河童羅拳打(かっぱらぱんち)」という技もある。相手の腰を砕く、「妙技、尻子くずし」も使う。
実は悪さをして封印されたわけではなく、彼女が元々いた時代には無害な妖怪も滅する『破邪宗』と呼ばれる過激派組織が存在し、彼女と喧嘩友達の間柄だった僧空堅に「将来に望みをつないで」封印されたためである。
なお、空堅は破邪宗を壊滅させ、罪の無い妖怪たちを救った高僧としてその後歴史に名を残している。
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