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CV:堀勝之祐

演:山下真司(堂本版)、戸塚祥太(道枝版)


概要

極東テレビのテレビディレクター。いつき陽介が駆け出しのころ世話になったらしい。眼鏡をかけている52歳。

良質なドキュメンタリー制作に定評のある人物。その手腕はいつきも認めている。

ただ原稿をもらおうと金で橘五柳に交渉したものの断られてしまい、部屋を追い出された際には「私の会社の経費で散々女をはべらせておいて」と文句を言っており、裏工作などもやるようで、鴨下あきらからは「裏工作なんかするから」と言われている。


事件発生後はいつきに協力、警察に追われる一を助けて自宅にかくまい、いつきには彼を捕まえるため警視庁から「大物警視(明智)」が出てくるという情報をもたらした。

ドラマ版(堂本版)では何故か読みが「つづく」に変更になっている。

道枝版ドラマの演者はジャニーズのA.B.C-Zのメンバーであり、原作より年齢が若くなっている。そのため、娘がいない。


関連項目

金田一少年の事件簿






















ネタバレ注意

























実は彼こそが、今作の怪人「見えざる敵」(アニメ版では「見えない敵」)

様々な裏工作を行い、その罪を金田一に擦り付けてきた。


優れたディレクターとしていつきからも信頼されていた彼が凶行を犯しのは重度の腎障害を患った幼い愛娘、瑞穂のためだった。

腎障害を治療するため都築は自らの腎臓の1つを提供するが、こともあろうに病院側の医療ミスで失敗。瑞穂は通院治療を受けながら、親族以外では1万人に1人しか適合しないと言われる超低確率なドナーを待つことになってしまう。(見舞金が渡されたが、「こんなもの…」と言いながら札束の入った封筒を叩き落す描写がある。)

妻を失ったた寂しさの反動で仕事にのめり込み、娘が腎臓移植を必要とする状態になるまで気付けなかったという罪悪感に苦しんでいた時、彼は前田と名乗る人物と知り合う。

瑞穂に合う腎臓を得るため力を尽くすという前田だが、その交換条件としてテレビ局ディレクターとしての肩書きを利用した臓器密輸という悪魔の計画を持ち掛けた。


当然許される事ではないとわかっていたのだが、瑞穂に合う腎臓を手に入れるため彼は禁忌に手を染めた。

そんな中、橘が前田と都築の犯罪を掴み、それを実名入りの本で公表しようとしているという事実を知る。

当然それを食い止めようとした都築だったが度重なる説得は失敗し続け、ついには事情も聞かずに一方的に「社会悪」呼ばわりした橘の高圧的な態度に激昂、衝動的に彼を撲殺したのだった。

その後、橘の部屋から出た際に、地面を通らず、事前に大きく開けたドアを伝って向こう岸に渡った。足跡を付けずに向こう側にわたるトリック。それは途中で閉まっているドアがあったため、使用人の菊さんに橘のふりをして電話してドアを開けさせ、その後大きく開けたドアのドアノブを伝う事で足跡を残すことなく現場を離れた、というものだった

そして柳にいたずらを謝りに来た一に柳殺しの罪を着せたのだった。


橘殺害後は自分の名が書かれた原稿を手に入れるため、協力者のふりをしながら罪を擦り付けた一の動向と橘の伝言を受け取った人物の所在を掴み、他の者に伝言を辿られないように次々と殺害してその場に居合わせた一に連続殺人の濡れ衣を着せつつ、野中殺害時に伝言ゲームの真の意味を悟る。

しかし、伝言ゲームの最後の1人である野中を殺したために、翌朝の新聞に、被害者達の名前が、皮肉にも自分の手で殺した順番で載ってしまっていることに気付く。

このままでは連続殺人が橘の暗号を巡る謎の事件として話題になっていることも手伝って、新聞を読んだ誰かが暗号の答えを導き出し、原稿を見つけられてしまう可能性が浮上。そのため、野中を殺したその日のうちに原稿を取りに行かざるを得なくなった。

そこで、一が明智に銃で撃たれたために別荘の警備が解かれたことを利用し、真夜中に侵入。

しかし、一が撃たれたのは犯人を欺くために明智と一緒に仕組んだ罠であり、その日のうちに侵入して来ることも読まれていたため、待ち構えていた警官隊と剣持と長島によってその身柄を取り押さえられた。

取り押さえられ、正体を暴かれてもなお、ぬかるみの足跡から一が犯人だと言い、足跡を残さず立ち去ったトリックを暴かれても「今のが事実だとしても、一を含めて誰にでも橘を殺せたという証明に過ぎない」と反論。

現場に落ちていた眼鏡のレンズの破片を突きつけられても「眼鏡をかけてるのは自分だけじゃない。そこにいる針生だってそうだ」、写真に写っていたメガネが事件前と後で違っていることを指摘されても「気分でかけ替えただけ」と言い募るが、佐木が撮っていた映像から事件前にかけていたの眼鏡が近眼用眼鏡、事件後は老眼鏡だったことが判明、用途が全く違う2種類の眼鏡を気分でかけ替えるはずがないと一にとどめの追及を受け、言い逃れはできなくなり全ての罪を認めた。

最期は自身の持つもう1つの腎臓を瑞穂に移植させるため自らの身体をナイフで刺し、無関係なのに無実の罪を着せて利用した一に謝罪するとともに、「娘の体の一部になれるなら死ぬのも怖くない」と語りながら絶命した。

彼の腎臓は彼のつけた落とし前と覚悟を汲んだ明智の采配により、警察のヘリを使って迅速に輸送することで無事瑞穂へと移植された。


ちなみに、橘殺しの際眼鏡を破損してしまい、細かいレンズの破片までは回収できなかったため、水槽を壊して水とガラス片で隠そうとしたが、日が経って一達が再び訪れた時には水が蒸発していて、かえって残ったガラス片を目立たせる結果となった。


娘の病気が原因とはいえ、罪もない人間を次々と殺害し、更に何の関係もない一に罪を着せたのはまったく同情することができず、責められるべきであろう。

だが、自殺を以て自分の始末を付けており(今回に関しては自殺して腎臓を瑞穂に託していなければ、瑞穂は助からなかった可能性もある為、必ずしも「自殺が間違っている」と言いきることは難しい)、死の間際に一に謝罪もしている為か、殺害=娘の治療費を得る手段だった後の事件の犯人ほどには批判されていない。

それに、本質は善良な人格者であることは、彼の関係者のリアクションからも分かり、犯人だと暴かれた際に針生と鴨下がそれぞれ「本当に都築さんが」「僕には信じられない」と驚いていたし、先述の通りいつきも「あんたは良質なドキュメンタリーを数多く作ってきたじゃないか!」と語っている為、自殺をした際にはその場に居た全員はもちろん、罪を着せられ追い込まれた一でさえもがその死を悲しんでいた。


道枝版では救おうとした相手が婚約者となっており、「親族以外でドナーとして適合するという『1万人に1人』の奇跡に恵まれ自分の腎臓を提供したのに、医療ミスでそのチャンスを潰された」という形で殺人を犯すまで追い詰められた心情が補強されている。また、事件後に病院にも捜査の手が入り、前田も逮捕されている。


『犯人たちの事件簿』では上述のドアのトリックを「SASUKE出れるわ!」と突っ込まれた。

また「最近のマガジンはラブコメが多すぎる」と苦言を呈している。

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